生活する環境によって移動についての意識はかなり変わるように思います

東京から福岡に戻ってきて感じたのは、クルマで移動する人が多いことです。身近な人たちを見ていてそう思いました。

もちろん、福岡に比べて東京の公共交通機関はものすごく発達しています。

都内であれば、ちょっと歩けば電車や地下鉄の駅があるようなイメージです。

福岡では、市内でもバス停の停留所までかなり歩かなければならない地域も多いとは思います。

クルマを使わざるを得ない状況は、福岡の方が断然多いでしょう。

しかし自宅から駅までそんなに遠くない人が、クルマで通勤している例も多いように感じます。

驚いたことの一つは、親が近所のダイソーのようなディスカウントストアに行くときも、クルマを使っていたこと。

買ってきたものを見ると、ガソリン代の方が高いんじゃないの?というような感じなのです。

福岡に帰ってきてしばらくの間、ある会社で働いていたのですが、クルマ通勤していた同僚がある日事故でクルマが使えなくなり、公共交通機関で通勤することになりました。

公共交通機関を使って普通に通勤できるところに住んでいたようです。

ところがしばらくして、またクルマ通勤に戻りました。

昔から移動するときはいつもクルマだったので、公共交通機関は慣れてなくて苦痛だったみたいです。

それを聞いて、このような感覚の人が多いのかもしれないと思ったものです。

それに今にして思えば、東京ではよく歩いていた記憶があります。

用事で御茶ノ水や神田に行ったときは、ついでに秋葉原でパーツを買って帰ろうとか、千駄ヶ谷の将棋会館近くの事務所で働いていた頃は、打ち合わせに出かけるときは原宿駅を利用したりとか。

1km以内なら歩くのが当たり前というような感じです。

生活する環境によって、移動についての意識はずいぶん変わってくるものですね。