自分の好きなことと会社の業務が一致していれば会社に取ってもメリットがあるのですが

会社に所属して競馬や競輪のゲームを担当していたときは、一生懸命資料を読んだり、詳しい人に聞いたりして、商品パッケージの説明文や広告のコピーを書いていました。

しかし、資料や人に聞いた内容以上のことは書けないんですね。

独立してから、ある海産物加工品のネットショップや介護職関連のWEBサイトの運営の仕事をしたことがあります。

そのときも多くの資料を読み込んだのですが、資料の内容以上のことは書けませんでした。

前述の競馬ゲームのときは同僚に競馬好きがいて、いろいろと話を聞かせてもらっていました。

贔屓の馬を追い続けてきたり、馬券を買い続けてきたりして、競馬は彼の人生の一部になっていますから、競馬に関することは自分の意見を持っているのです。

ゲームの開発チームと雑談をするときも、とても話が弾んでいるようでした。

しかし彼は営業でしたので自分の業務に忙しく、時間があるときにデバッグを手伝ってもらうくらいで、開発チームに参加することはありませんでした。

私は学生の頃、楽譜作成ソフトで音楽創作活動をしていたので、入った会社がたまたま楽譜作成ソフトを開発していたこともあり、その担当になって経験を活かすことができました。

競馬が好きな同僚は、以前よりギターを弾いていて音楽も趣味だったのですが、私が独立したあと音楽販売の部署に移り、今でも音楽販売の営業を続けています。

このようなことを書いたのは、知人が今度移動した部署が自分に合わなくて、定年を前に退職したいといっていたからです。

会社にいると、自分の好きなことと業務が一致することは中々ないとは思いますが、運よく一致すれば会社に取ってもメリットがあるのにな、と残念に思ってしまいます。