昨日は、「関ジャム 完全燃SHOW」で先月放送されたヴァイオリン特集は最後まで面白く見たのに、前回の音楽の教科書について解説する回は、すぐにチャンネルを替えてしまったというお話をしました。
自分でもこの反応の違いにちょっと驚いてしまったのですが、音楽は感情に大きな影響を与えるので、苦手な学校の試験の記憶がよみがえってしまって、心が拒否反応を起こしたんですね。
学校の試験は本当に嫌でした。
昨日は、最近ロマン派の音楽はほとんど聴いていなかったとも書きましたが、これも感情の問題だと思います。
ロマン派の音楽はメロディも和声もとても印象的で、しっかり記憶に刻み付けられるので、その曲を聴いていた当時のことを思い出すこともあります。しかも揺さぶられる感情の振れ幅が大きい。
私が特殊なのかもしれませんが、聴いていて疲てしまうのです。
今でも聴けばとても感動すんですよ。
このようなことはあまり考えたことはありませんが、人間思い入れが強いものには、より敏感になってしまうんじゃないでしょうか。
私は大学の頃にクラシック音楽を視聴するサークルに入っていて、そこにはクラシック音楽に対する情熱に溢れた人たちがたくさんいました。
一つの曲に対して、指揮者は誰がいい、オーケストラはどこがいい、独奏者は誰がいい、同じ指揮者でも何年の録音がいい、と話は尽きません。
好きではない指揮者のLPがかかると、席を立つ人までいました。
当時は何もそこまで・・・と思ったものですが、今考えてみると、学校の試験のことを思い出してテレビのチャンネルを替えるのも、記憶がよみがえったり感情が揺さぶられたりする曲は疲れるので聴くのが遠のいてしまうのも、根は同じかもしれません。