先日テレビをつけると、NHKで「ドキュメント72時間「旅する美容室」」という番組をやっていました。
介護福祉施設などを訪問する美容師さんたちを追ったドキュメントです。
お客さんは80代前後の方が多かったと思いますが、外出が難しい高齢者を専門にカットやパーマをされています。
ただ高齢になれば、介護施設に入っていらっしゃる方ではなくても、体が弱くなって、行きたい場所になかなか行けない方も多いと思います。
以前私の知っているシニアの方々が、病気のあとに気力や体力がかなり落ちているのを見て、「年を取ってもできる仕事を考えてしまった」というブログを書いたのですが、このような番組を見るとその想いを強くします。
とはいえ、その仕事がどういうものか簡単に思い付くわけではないのですが、少なくともソフトウェア開発のように技術的なことを調査しながら、締め切りに追われるような仕事は気力、体力的に厳しいだろうなとは感じます。
そんなことを考えながら、放送の翌日インターネットを見ていると、山根明さんという80代の方が、起業して「シニア向けスマホ講座」や「すまほ茶屋」というシニア向けのIT講座を展開されていることを知りました。
昨年の記事ですが、受講者の最高齢は98歳の方とのこと。90代の方も結構いらっしゃるそうです。
中でも驚いたのは、講師の最高齢が88歳の方だということ。Excelやタブレットの使い方を教えられているそうです。
この記事を読むまでは、ITの仕事は技術的について行けないだろうから、60代くらいまでしかできないだろうなと勝手に想像していたのですが、88歳でも仕事をされている方がいるということに、大いに勇気づけられました。