昨日は、郡山史郎さんの「定年前後の「やってはいけない」」という本を買ったことを書きました。
本の内容は、少子高齢化や人生100年時代が到来して、世の中の環境が急激に変化している中で、著者なりの対応策のヒントを示されたものだと思います。
その点では、楠木新さんのベストセラー「定年後」(中公新書)や、昨日ご紹介した河合雅司さんの「未来の年表2」のような本も同じではないでしょうか。
郡山さんの主張は、「はじめに」に書かれているように(以下、抜粋です)「「定年後=隠居」と考え、仕事せずに暮らしていくための「老後に必要なお金」を計算するよりも、少しでも働いて日々の生活費を稼ぎ、これから先の人生に楽しみを見出していくほうが、ずっと幸せになれる、というのが私の考えだ。」というところだと思います。
詳しい内容は本をご覧いただければと思いますが、私がこの本に注目したいのは、83歳の現役ビジネスマンの方が書かれているということなんですね。
本の「おわりに」にも「これは私の体験の基づく真実でもあります。」とあります。
印象に残ったことの一つに、60歳の定年で区切りをつけるよりも45歳をハーフタイムとし、それまでを第1ハーフ、それ以降を第2ハーフとして意識を切り替えた方が、社会の環境とマッチして無理なく人生の後半戦を生きて行ける、というようなことが書かれていました。
50代の私には「そういうものかな」としかいえないのですが、83歳のこの現役ビジネスマンの方に取っては真実なわけです。
もちろん、違うご意見を持つ80代のビジネスマンの方もいらっしゃるかもしれませんが、何分私には他に情報を知りません。
そういう意味では、2025年問題ともいわれていますが、団塊の世代の方々が、シニアの現役ビジネスマンとして情報を発信してくださるようになれば、とてもありがたいなと思っているのです。