昔ル・マンやF1がテレビ中継されていたことを思い出しました

今年のル・マン24時間レースでトヨタが優勝しましたね。

今年はポルシェが撤退したために、最高峰のLMP1クラスで唯一のメーカーワークスだったということですが、それでもあのル・マンで優勝です。

2016年はゴール3分前に停止して優勝を逃したことが話題になりました。

それほど過酷で何が起こるか分からないレースです。

しかもドライバーの一人は中嶋一貴さん。日本人ドライバーがドライブしての優勝は初めてです。

本当にすごいことだと思います。

今まで優勝した日本のメーカーは1991年のマツダだけでした。

そのときのクルマ、マツダ787Bがデモンストレーションで走るたびに、「ルマンで優勝した唯一の日本車」と紹介されてきたのですが、それももうなくなりますね。

マツダが優勝した翌日の新聞に、メルセデス・ベンツ社が「マツダおめでとう」という広告を出していたことを記憶しています。

「ル・マンで勝つことの難しさを私たちは知っています」というような内容だったと思います。

マツダの優勝で思い出したのですが、1980年代から1990年代はル・マンやF1は地上波でテレビ中継されていました。

大学のとき、クルマのことをよく知らない友達とル・マンの中継を見ていたのですが、当時のクルマはユノディエールの6kmの直線で400km/hくらいスピードが出ていました。

中継のヘリコプターが追いつけないのを見て、その友達が「クルマってあんなに速いんだ」と驚いていました。

実際にF1をサーキットで見るとすごい迫力だと聞きますし、このようなことを目にする機会の少ないことが、今の若い人のクルマ離れの原因の一つになっているのかもしれません。