日本車の信頼性は高い評価を得ていますが今後それが維持できるかちょっと心配です

昨日は地上波でル・マンやF1が中継されなくなったと書きましたが、日曜日の夜にはテレビ東京系で、主にSUPER GTという国内レースの情報を伝える「スーパーGTプラス」という番組が放送されていますし、鈴鹿サーキットでは毎年F1日本グランプリが行われています。

欧米ほど歴史は古くありませんが、第1回日本グランプリ自動車レース大会が開催されたのが1963年ですから、日本はもともと自動車レースが盛んだと思います。

記憶に新しいのは、2007年に佐藤琢磨選手がスペインF1グランプリで8位入賞したこと。

これに価値があるのは、国産のホンダエンジン、ブリヂストンタイヤを使うプライベートチーム(鈴木亜久里率いる「スーパーアグリ」)が達成したことにあります。当時は大きな話題になりました。

こういうのは欧米のプライベートチームの話題ですよね。

国際自動車レースでの日本車や日本人の活躍と歩調を合わせるように、今や国産の乗用車の信頼性に対する評価はずいぶん上がったと思います。

海外の一流自動車メーカーと、トップを争うような位置にいるのではないでしょうか。

このようなことから考えてみると、日本人は信頼性のあるクルマ作りという点では、向いているんじゃないかと思います。

しかし昨日書いた若者のクルマ離れや、先日より書いている少子高齢化の影響で、自動車産業に関わる若い人の数は減って行くんだろうなと思います。

せっかく日本人が得意な分野なのに、技術が後世に継承されないような事態になると、もったいないことだなと思ってしまいます。