若い人が使うスマホの話を書いていたら、同級生がiPhoneを買ったときのことを思い出しました。
かなり前の話ですが、同級生が私にiPhoneを見せて、ITの進歩について行くために買ったよと言ったのです。
そのときは、そんなに気にも留めなかったのですが、後日、ASKのビジネス研究会の打ち上げに参加された50代くらいの方も、私にiPhoneを見せながら同じようなことをおっしゃったんですね。
その日は、私がIT関連の講師をしたので、この話題になったのだと思います。
その方は続けて、ITの進歩があまりにも速いので、iPhoneを覚えることで自分のITの知識は最後かなぁ・・・というようなことをおっしゃいました。
さすがに、私はそれを聞いて、「そんなことないですよ。ITは基本を知っていれば、あとはその応用です。」とフォローしました。
ITといっても、私たちに関係するのはパソコンやインターネットくらいであって、それらは基本的にOSや記憶装置やネットワークなどで構成されている、というのは昔から変わらないこと。
これらのことについて一通り解説してある入門書を読んでおけば、Windowsが新しいバージョンになろうが、Androidであろうが、iPhoneであろうが、まったく違う新しい製品が出てこようが、基本は同じなので、ついて行けなくなると心配する必要はない。
そのようなことを、できるだけやさしくお話したつもりだったのですが、話し終わったら皆さんに引いてしまわれたので、ちょっと説明がマズかったかなと反省しました。
ITの進歩に不安を覚える方に、どのように説明すれば安心していただけるのか、考えてしまったできごとでした。