一時的な世間の風潮に影響されすぎないよう気をつけなければと思います

リーマン・ショックから10年というニュースが流れています。

私は経済は苦手ですので、そのときに比べて今はどのような経済状態になっているのかよく分かりません。

当時はとても不安を煽るようなニュースばかりで、100年に一度の金融危機みたいなことがいわれていたと思います。

その時期私は、知人のある高級食材のネットショップをお手伝いしていて、ショップを開設してから半年以上経っていたように思いますが、月にコンスタントに4、5個は売れるようになっていました。

結構いい感じなので頑張ろうと張り切っていた矢先に、この事件が起きました。

本当にピタッと一個も売れなくなってショックを受けた記憶があります。

リーマン・ショックからしばらく経つと、会社の倒産や派遣社員の方が契約を打ち切られたりするニュースをよく見るようになりました。

特に年越し派遣村のニュースは今でもはっきりと覚えています。

100年に一度とあちこちでいわれていたものですから、このような暗いご時世が何十年も続くんだろうな、と憂鬱な気分になったものです。

ところがそれから3年、4年くらい経ったでしょか。100年に一度という言葉はほとんど聞かれなくなったように感じました。

リーマン・ショックから10年といわれて初めて気づいたくらいで、経済に素人の自分にはリーマン・ショック前と今とでそこまで大きな差は感じられません。

もちろん私が知らないだけで、ダメージが回復していない分野もあるでしょうし、急成長をした分野もあるのでしょう。

しかし当時は100年に一度と連呼されていたので、「それならば」と、今後何十年かはひどい経済状態に耐える覚悟のようなものを持ったように思います。

このようなことを経験すると、一時的な世間の風潮に影響されすぎないよう気をつけなければならないなと思ってしまいます。