時代の総括ができたりイメージを描いたりできるので元号はとてもいいものだと思います

来年平成が終わるので時代を総括するテレビ番組や新聞記事が多いですね。

この期間に起きたことを懐かしく思ったり、反省したりできるきっかけを与えてくれるので、元号というものはとてもいいものだと思います。

西暦しかなければ、半世紀ごととか四半世紀ごととかで総括することになるのでしょうか。

もしそうだとすると、「明治維新」とか「大正ロマン」というような名称も付けられないでしょうから、ちょっと味気ないような気もします。

私が生まれた昭和は、いま会話の中で使うときは古いイメージを感じさせるために使ったりしますが、第二次世界大戦まで含んでいますから、それを考えると確かにずいぶん昔のイメージがあります。

一方で1960年代生まれだといえば、新幹線が開通したり東京オリンピックが開催されたりした高度経済成長期というイメージでしょうから、かなりイメージが違うと思います。

平成に変わったとき私はとっくに社会人になっていましたから、個人的には平成は仕事に関係する記憶がほとんどです。

最も印象深い出来事の一つはインターネットの普及じゃないかと思います。今でも同じ業界にいますから実際に大きな影響を受けています。

そういう意味では昭和の頃の記憶はバラエティに富んていますし、その中でも印象が強いものの一つがこの間も書いた大阪万博だったりするのです。

いまごろ生まれた子供は、私とは時代はまったく違うのですが、私と同じように生まれてはいたけれど2020年の東京オリンピックの記憶はなくて、2025年の大阪万博の記憶は鮮明に残っているという年代になると思います。

その子供が大人になって、「自分の生まれた元号で印象深い記憶は大阪万博かな」なんていうかもしれないと思うと、感慨深いなぁと思ってしまいます。