年末に、最近山口周著「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」(光文社)のようなアートに関する本をよく見かけるようになったということを書きました。
これまでのように、精神的に余裕がないせいか仕事に役立ちそうな実利的な本の知識ばかり吸収しようとせずに、自分なりの判断基準を養って行くことは大事だなと反省しました。
その方法の一つとしてアートなどを鑑賞するのはいいことだと思ったのですが、自分の興味のないことをやろうとしても長くは続かないので、どうしたものかと年が明けても考えていたのです。
先日同年代の友達に会ったので、「最近このような本が流行っているけど知ってる?」と聞くと「知らない」という答え。当たり前ですが、アートに興味がない彼のような人は書店で見かけても気に留めないのでしょう。
自分はたまに月刊誌のような安価な画集を買ったりしていたので、西洋美術について興味がないことはありません。
しかし西洋美術といってもゴシック、ルネサンス、バロック、ロココ、・・・印象派と範囲は広いですよね。
自分がどこに興味があるのか、あまり考えたことがありませんでした。
そう難しいことを考えずに好きな画家を鑑賞すればいいじゃないかとも思うのですが、例えばルノワールやゴッホ、ピカソなどの絵に「これはいいな」と感じたとして、美意識を養うために鑑賞し続けられるかというと、しばらくすると飽きてしまうような気がします。少なくとも私はそうなると思います。
そのようなわけで、自分は昔からアートに興味があるとは思うんだけれども、どの部分に興味があるんだろうと考えていたんですね。