昨日は、仕事を選ぶ際に「好き」で選んでも飽きてしまったときに困る、とはよく聞く話で、私も飽きっぽいので悩んでしまうというお話をしました。
そんなときインターネットで、「自分がどうありたいか」にこだわって仕事を選べば悩むことはなくなる、という記事を見つけたわけです。
これには納得しました。「好き」は飽きるけど「自分がどうありたいか」は飽きません。
たぶん後者は欲望というか本能だからだと思います。
正直、欲望を原動力に生きるというのは、心のどこかがちょっと嫌がっている感じはします。
例えば足るを知らない人が最後にはどうなるかという物語は、子供の頃から折に触れ聞かされてきました。
私は仏教の本をよく読むので、欲という言葉にはやはりネガティブなイメージを持ってしまいます。
一方で人間の三大欲求の「食欲」、「性欲」、「睡眠欲」なんて、否定したら人間の生活が成り立ちません。
そもそも仕事は営利活動ですし、「営利」を辞書で引くと「金もうけ」が出てきます。嫌がること自体おかしなことかもしれません。
それによく聞くのは、欲にしても感情の「怒り」にしても、人間の本能を抑え続けるとろくなことにならない。
心の病気の原因にもなりますよね。
なので、少なくとも仕事に対して心が前向きになる欲であれば、ちゃんと肯定して行こうと思っています。