知人が定年退職したという話を聞きました。
その職場での定年は還暦より前ということなので、まだ若いですね。私の年齢とほとんど変わりません。
親戚にも体調の問題で還暦前に退職した人がいて、当時私は三十代だったので何も感じませんでしたが、今になって思えばずいぶん若いと思います。
自分に置き換えてみれば、今やっている仕事を退職日を境にスパッと辞めるんですよね。明日から何をするんだろう・・・。
その知人はどうするか聞いていないのですが、親戚の方は仕事をスパッと辞めていました。
その親戚も最初は人から紹介された仕事をやってみたようですが、これまで四十年近く続けてきた仕事とは全く違うことだったので、うまく対応できなかったようです。
なぜこんな話をしているかというと、その親戚は仕事を辞めてから二十数年経ちますが、結構人生を楽しんでいるように見えるんですね。
友達と飲み歩いたり、近場の温泉に行ったり、料理に凝ってみたり・・・。
自分はといえば、以前よりブログで八十代になっても仕事をするつもりだと書いていますが、裏を返せば、その親戚のような毎日を何十年も過ごせる自信がないのです。
仕事をリタイヤしたあとの人生を考えてみると、お金を持っていたり大きな実績を残した人よりも、今の状態を楽しめる才能を持っている人の方が幸福なのかもしれないと思ってしまいました。