あるテーマの本について複数の著者がいる場合、その人の職業や所属している団体などの違いによってテーマの切り口が違ってきます。
私も一つのテーマについて著者が違う本を数冊持っているのですが、ある方は大学院の博士課程から大学教授とずっとアカデミック畑ひとすじ、ある方はキリスト教関連の仕事と心理学者を兼任され、ある方は大学教授であり武術の師範でもあり、ある方はお坊さんだったりします。
みなさん著書のテーマが専門なのですが、説明をする際の例え話や日常のエピソードなどはその方の肩書ならではのものです。
やっぱりあることの専門家であっても、バックボーンが違うとそれぞれの書籍が違うテーマのようにさえ感じられます。
こういうのは結構重要なことだと思っています。
昨今人生100年といわれるようになって、私もできる限り働きたいと思っていて、高齢になっても一人でできる仕事を模索しています。
しかし職業として確立されたものであれば、どんなものでもそれなりに競争率は高いですよね。○○の専門家と名乗っても需要があるものであれば特に。
そんなとき、同じ専門家であってもバックボーンが他の方たちより異色であれば、そのバックボーンに興味を持つお客さんが付くんじゃないかと思うのです。
先程の複数の著者の話でいえば、私にはキリスト教関連の仕事と心理学者を兼任された方の本がとても面白く感じられました。
私の場合は今までやってきたIT関連の仕事がバックボーンになるのでしょうが、それ以外にも、学生の頃から好きで続けていることをバックボーンといえるくらいに育てて行こうと考えているところです。