毎日易の結果に期待しながら生活しています

今まで何度か書きましたが、易経を理解するために毎日「今日はどのような日になるでしょう?」と占いをして、出た卦と爻の解説を読んでいます。

今日出たのは「坎為水(かんいすい)」。

「沢水困(たくすいこん)」、「水雷屯(すいらいちゅん)」、「水山蹇(すいざんけん)」とともに、四大難卦といわれています。

銭天牛著「すぐに役立つ銭流「易経」」(棋苑図書)には「非常事態ーというよりドンヅマリ。」とあります。

「ありゃまー」とは思いますが、毎日やっていれば四大難卦もたまに出ます。決していい気はしませんが。

でも毎日占うようになって気付いたのは、いい卦は安心するのか、その日何が出たのが忘れがちになること。

一方で悪い卦の方が、たまに思い出して「このことをいっているのかな?」と検証できたりします。

そういう意味では言い方は変かもしれませんが、悪い卦の方が易経の勉強になります。

それに易経は、一つの結果にもいくつかの解釈を用意してくれています。

例えば本田済著「易」(朝日選書)には次のような解説があります。

「言いかえれば心亨(とお)る。ふつう亨るというのは願い叶うという判断辞であるが、ここでは誠心の貫通することを心亨るといった。大体が悪い卦であるが、作者は艱難のうちにこそ人の誠の輝きが見られるというのである。」

それじゃ今困っていることも誠実に行動していれば何とかなるんだなぁ、とちょっと気が楽になります。

こうやって毎日、易の結果に期待しながら過ごしているのです。