プログラミングについて

プログラムを書いているとすぐに時間が経ってしまいます

私の場合は、プログラミングといっても、Excelマクロのようなアプリのスクリプトであったり、HTMLのタグであったり、簡単で規模の小さなものです。

それでも、書式を調べたり、エラーを取ったりしていると、すぐに半日や一日が過ぎてしまいます。

小学校で行われるプログラミングの授業が、どういうものになるかは分かりませんが、自主的に何かを調べるとなると、やはりとても時間がかかるのではないでしょうか。

もちろん、プログラミングがつまらないと思う生徒は、自宅に帰ってまでやらないと思いますが、さすがにそれでは授業でやる意味はないでしょうから、とても面白い教材が与えられるのではないかと思います。

私の悪い癖なのですが、インターネットを使って前述した調べ物をしているとき、関係のないことを思いついて、それについて調べてしまったり、ついYahoo! JAPANを開いたりしてしまいます。

そんなことをするから、すぐに時間が経ってしまうんですよね。

子供たちは、ただでさえテレビゲームやSNSや塾などで忙しいのに、パソコンでの作業が加わったら、さらに暇な時間というものを経験しなくなるのではないでしょうか。

小学生が感じる時間の感覚が昔とは全く違うものになると思います

小学校でプログラミング教育が必修化されることについて書いてきました。

これからの時代、必要なことではあると思いますが、自分が当事者だとしたらどう感じるかを、ふと考えてしまいました。

私が小学生の頃は暇でした。

私に限っていえば、このくらいの年齢から、何をして遊んでいたか記憶がはっきりし始めます。

小学校への入学を機に、私の家族は今の実家のある場所に引っ越してきました。

新興住宅地で、当時は学校も公園も子供で溢れていました。

私が通っていた小学校は、一学年10クラスくらいあったのではないでしょうか。私の住んでいた区には、全学年で二千名を超えていた小学校もあったようです。

当時はテレビゲームなどありません。昔から受け継がれてきた遊びをやっていました。

草野球、こま回し、凧揚げ、ビー玉、等々。

ちなみにベーゴマは、今ではベイブレードとして、世界的に遊ばれているようですね。私の町内では、あまりやった記憶がありません。

どれもが一時期流行っては、次の流行に移る。これの繰り返しでした。

繰り返しますが、当時は基本的に暇です。

プログラミングを知ることは生活して行く上でも役に立つと思います

私の場合は、プログラマーには向いていないと分かりましたが、どのようにソフトが動くかは大まかにイメージできるようになりました。

ユーザーインターフェースを介した情報の受け取り、ハードディスクとのデータのやり取り、データベースの設計・・・等々。

機械アレルギーのため、壊れそうで怖くて触りたくない、という方がいらっしゃいますが、そのような方は、どのような仕組みで動いているか、全くイメージできないからだろうと思います。

パソコンやソフトも同じで、知っていることが多ければ多いほど、冷静に対応できるのではないかと思います。

例えば、インターネットの接続状況が悪かったり、サーバーの調子が悪かったりすると、何かしらメッセージが表示されると思います。

もちろん、専門用語だったり、英語だったりすることもあるでしょうから、必ずしも分かる必要はありませんが、メッセージの一部をGoogleで検索してみると、何かヒントが見つかるかもしれません。

少なくとも、いつもと違うことが起きたとき、例えばエラーメッセージが表示されただけで、パニックに陥るようなこともないと思います。

そのような意味では、小学校でプログラミング教育が必修化されるのはとてもいいことだと思っています。

私はプログラマーに向いていないとすぐに悟りました

以前お話しましたが、私が大学生のときMSXという規格のパソコンが発売されて、それを音楽の制作用に購入したのですが、気が向いたら、パソコン雑誌に載っていたゲームプログラムのマシン語を、意味も分からないままに入力していました。

恥ずかしながら、まともに動いた記憶がありません。

ゲーム制作会社のアルバイトを始めてから、プロのプログラマーと接するようになりました。

私が大学生のときに、NEC PC-9801が発売されたくらいですから、その方たちはどうやってプログラミングを勉強されたのだろうと疑問でした。

何人かに聞いてみたところ、シャープのMZというマイコンで遊んでいたということでした。

当時はパソコンゲームの黎明期でしたので、今のようにプロのグラフィックデザイナーがいるはずもなく、しかもドット絵でしたので、私と同じようなアルバイトの人たちが描いていたように思います。

ゲームの音楽も状況は似たようなもので、曲数が足りないときは私も作っていました。

しかし、プログラマーは違いました。この人たちがいなければゲームを作ることができません。

待遇も、かなり優遇されていたように記憶しています。

今の若い人たちはどういう気持ちでプログラマーになるのでしょう

昨年の話ですが、2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されることが決まりましたね。

内容はこれから検討されるということですが、先生方は大変だろうと思います。

私が会社員だった頃、富士通FM TOWNSというパソコンが、中学校などの視聴覚室に導入されていたことがありました。

私のいた会社は、そのパソコン用に、五線が表示されて作曲できる音楽ソフトを販売していて、私が開発のディレクターでした。

調べてみるとFM TOWNSは1989年発売となっています。Windows以前だったことは記憶していたのですが、ずいぶん昔ですね。

ソフトを導入していただける学校に、私も操作説明要員として出張しました。

操作を習うのは、ほとんどが音楽の先生方だったはずですので、仕事でもパソコンなんて使いませんよね。

マウスの動かし方からお教えした記憶があります。

もちろん今では、先生方も普通にパソコンは使っていらっしゃるでしょうが、プログラミングとなるとまた別の話だと思います。

私が会社員だった頃のプログラマーは、今とは比べ物にならないくらい特殊な職業のイメージで、あの当時、よくプログラマーという職種を選んだなと不思議に思います。