長い年月をかけて変わっていくのだろうと思います
作成者:admin 作成日:木, 01/05/2017 - 23:32臨床心理士などの肩書きを持つ、倉成央さんという方の「努力がすぐに結果になるたった1つのルール」(大和出版)という本に書かれているのですが、例えば親から「お前は頭が悪い」と言われ、その思い込みが真実に近い思考になったものをインナーメッセージと呼ぶそうです。
大人になって、これではいけないと決意し、インナーメッセージに反抗するように努力して生きているのですが、何かの拍子にインナーメッセージ通りの生き方に戻ってしまう。
心理学の交流分析では、前者を生き方を意識上の「対抗脚本」、後者を無意識の「人生脚本」という言葉で表すそうです。
それほど無意識の力は強いわけで、私が脳科学の本を読んだくらいで、すぐに変われる訳がありません。
ちなみにこの本には、インナーメッセージを変えるための演習も記載されています。
では、変われないかというと、それについては少し楽観的に考えています。
無意識とは違いますが、森博嗣さんの「人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか」(新潮新書)という、思い込みや常識などに囚われない、抽象的思考の必要性を説いている本があります。