潜在意識

潜在意識もコンピューターも理解できるのはほんの一部分なのだと思います

ゲーム会社にいた最初の頃は、プログラマーはマシン語を使っていて、私もBGMやSE(サウンドエフェクト)のデータを、マシン語を使ってコンパイルさせられていました。

優秀なプログラマーの方を何人も見てきました。

パソコンで何かの処理をする必要があるとき、自分のできる範囲はだいたい分かりますので、どこからプログラマーに任せるべきかは分かっているつもりです。

例えば、VPSサーバーを借りて、LDAPやメールなどの環境を一通り構築するときに、スクリプトを書くような程度です。

ネットワークやセキュリティなど、専門家の方からすれば素人同然だと思いますが、これまで本当に広く浅く、いろいろ経験してきたと思います。

短い期間でしたが、IBMのオフコンルームがある会社のIT部門で働いていたこともあります。

価格を聞いたんですが、目の玉が飛び出るほど高価なんですよね。

全国の支社の伝票処理などを一手に担っている重要なマシンなのですが、ほとんどの社員は知らない(というか知りたいとも思わないというか)。不思議な世界だな、と思ったものです。

パソコンの不可思議なところが好きなんだと思います

昨日お話したのは、YAMAHAから発売されていたMSXというパソコンで、作曲ができたりシンセサイザーになったりするということだったので、欲しくてたまらず、アルバイトに精を出して手に入れました。

オプションの外付けキーボードは必須。当然買いました。

使い始めるとやっぱり面白くて、大学の授業にも出ずに、毎日触ってばかりいました。

大学の卒論を書く頃になると、それなりにパソコンに慣れていたこともあり、手書きだと何度も清書を繰り返して嫌になることは分かっていたので、ローンを組んでNEC PC-9801を購入しました。

当時、ハードディスクなんてものは高価すぎて購入対象ではありません。5インチ1MByteのフロッピーディスクを2枚同時に挿入できる、M2という機種でした。

高い買い物でしたが、これらを買ったおかげで、ゲーム会社のSEや音楽を作るアルバイトを紹介してもらえましたし、その会社に就職して独立して今に至ります。

パソコンを触るのが嫌だと思ったことも、特にありませんので、向いていたのだと思います。

先日記事に書きましたように、パソコンを何台か自作しましたし、Linuxを構築したり、昔はMacも買いましたので、好きなんだとは思います。

知ることで怖さを感じなくなりたいのはパソコンも同じです

初めてパソコンに触ったときは、驚きの連続だったように記憶しています。

あるプログラムをロードすれば、音符を書いて作曲することができ、パソコンから音が出る・・・YMOのようにコンピューターで音楽ができるなんて、夢のようでした。

別のプログラムをロードすれば、文章を書くことができて、それを消したりコピーしたり、簡単に編集ができる・・・卒論を手書きで書きたくなかったのです。清書するのが面倒くさそうで。

また別のプログラムではゲームができる。

すごい。これさえあれば何でもできるんじゃないか。

しかし、何か変な操作をしてしまうと、動かなくなって、うんともすんともいわなくなる。

そうなったらお手上げです。動かなくなったときのことを考えたら恐ろしい。

人間のことが分からないのと同じです。人間の潜在意識を知りたくなるように、パソコンのことも知りたくなるんですね。

私の世代は、パソコンは就職して仕方なく使うようになった人がほとんどではないかと思います。

ですので、パソコンが使える人に使い方を教えてもらって、何とか教えられた通りに使う。

変な操作をして、動かなくなったりおかしくなったりしたら、パソコンが使える人を呼んで元に戻してもらう。

パソコンに興味があるのは潜在意識に興味があるのと似ています

学生のときのアルバイトからずっと、パソコンに関連した仕事を続けています。

先日、ブログで潜在意識について書いているときに、ふと気付きました。

潜在意識に興味があるのと、パソコンの仕事を続けているのは、どこかに共通のものがあるからではないか。

私は子供の頃から不安神経症の傾向があります。

想像力が豊かな方なので、それも不安神経症に影響しているのだと思います。あることないことに思いをめぐらす。妄想癖ですよね。

アーティストのように、優れた芸術作品を作る才能に結び付いていないのが悲しいところです。

パソコンを続けているのは、この潜在意識と想像力の、二つの影響かなと思っています。

そもそも、なぜ潜在意識に興味があるのかというと、以前お話したように、物心付いたときから、自分のことや他人のことが分からない、という感覚を持っていたんですね。

よく分からないというのは怖いことで、子供が暗いところが怖いのは、生きてきた経験が乏しいので、お化けがいるかもしれないとか、必要以上に恐ろしい。

だた、電気がついていないので見えないだけなんですが。

怖い対象が人間なので、人間自身のことを知りたくなるわけです。