ユングの心理療法に惹かれる理由として象徴マニアというのがありそうです
作成者:admin 作成日:木, 10/24/2019 - 23:40ユングの「心理療法論」(みすず書房)を少しずつ読み進めています。
以前、河合隼雄さんの「カウンセリングの実際」(岩波現代文庫)があまりにも面白くて、このシリーズである「〈心理療法〉コレクション」を揃えてしまったことを書きました。
こちらも今読み進めているのですが、私はユングの著作を読んだことがないので、ちゃんと本人が心理療法について書いた本を読んでみたいと思ったんですね。
河合さんの本を読んでいたので、ユングの心理療法について、ごく基本的なところは分かっていました。
フロイトやアドラーの理論の有効性を認めているところや、普遍的な治療法はなく患者個別に対応するスタンスなどが、ユングの口から語られます。
ユングが何故夢を重視するかも泥臭く説明しています。
「私のところに来る患者は、初めて治療を受ける人はほとんどいないというほどに片寄っている。ほとんどの事例がすでに何らかの心理療法的治療を受けており、しかも部分的成功ないし失敗を経験している。」
・・・と述べた上で・・・