「よく易をおさむる者は占わず」という境地には一生なれないと思います
作成者:admin 作成日:木, 04/05/2018 - 23:30易の面白さは自分で自由に解釈できるところにあると思っています。
自由といっても、基本的な意味は決まっています。
陰と陽の3本の棒の組み合わせを卦(か)といい、3本全部「陽」であれば「乾(けん)」、3本全部「陰」であれば「坤(こん)」、というように全部で8パターンあります。
8パターンある卦の一つ一つに東西南北や父母長男長女、春夏秋冬のような意味が割り当てられています。
さらにその8パターンを上下に組み合わせて、8×8パターンの計64卦が易全体の構成となります。
例えば「水」の意味の「坎(かん)」卦と「雷」の意味の「震(しん)」卦が組み合わさると「水雷屯(すいらいちゅん)」といい、それ固有の物語があるんですね。
そしてその卦の一本一本の陰陽の棒を「爻(こう)」といって、計6本それぞれに身分であったりの意味があり、それ固有の物語があるんです。
その物語を、最初にいったように自分の占うことに当てはめて解釈するんですね。
占う人は、64種類の卦の物語や384種類の爻(64卦×6爻=384爻)の物語を全部覚えなくてはならないので、こりゃ大変だなと思います。