ここたまサポートひろば

トータルで考えると決して高いサービス料ではないと思います

うつ病と診断されて、お医者さんから書いてもらう診断書には、一般的に休職期間3ヶ月前後が多いようです。

私自身の経験からいうと、パニック障害になってからうつ状態になって行くまでの期間も含めると、とても3ヶ月では復帰できませんでした。

全国健康保険協会ホームページの傷病手当金の最長期間を見ると、1年6ヶ月とありますので、やはりそのくらいは復帰までの期間を想定しているのではないかと思います。

私の場合は、独立して2~3年でそのような症状になってしまいましたので、保険が出るわけもなく、生活のために実家に戻らざるを得ませんでした。20年も前の話なので、今では状況も変わっているかもしれませんが。

そのときばかりは、会社員の方をうらやましく思ったものです。

とはいうものの、実際にそのような状態になったときは、ご本人が一番辛いですし、会社にとっても貴重な人材の損失や手当ての支給など、負担は大きなものがあります。

「ここたまサポートひろば」を導入すれば、うつ病で休職する社員さんは一人もいなくなる、といっているわけではありませんが、当時を思い出してみると、パニック障害になる前は自分でも変にテンションが高いなと感じていましたし、毎日自分に「頑張らなければ」とハッパをかけていました。

社内カウンセラーなどにもお繋ぎできるオープンなシステムです

ここまでお読みいただいた方は、「ここたまサポートひろば」は、従業員さんにとっては心理カウンセラーとお話しできて、企業さんにとっては社会保険労務士や経営コンサルタントがサポートしてくれる、これだけでメンタルヘルス関連のすべてを網羅するサービスだと思われるかもしれません。

大企業さんによっては、既に産業カウンセラーやカウンセリングルームと提携されていることも多いでしょうから、今さら新しいサービスを導入しても無駄になる、とお考えになるかもしれません。

しかし「ここたまサポートひろば」は、そのような提携されているところとの連携も、最初から視野に入れている柔軟性の高いサービスです。

「ここたまサポートひろば」は、もし従業員さんに何かしら心の問題が考えられるときに、導入された企業さんに報告書を提出します。

もし部署別に導入セミナーを行っていた場合は、対象となる部署に関する報告書になることもあると思います。

大企業さんであれば、全社員同時に導入セミナーに参加することは難しいはずですので、匿名で個人情報が分からないシステムであっても、このような手がかりが問題解決のために利用できるんですね。

会社内にカウンセラーを置くよりも前段階のサービスです

企業さんによっては、業務委託によって産業カウンセラーを派遣してもらったり、企業内カウンセラーを設置したり、社外のカウンセリングルームと契約したりされていると思います。

ここたまサポートひろば」は、そのどれにあたるかといいますと、それらよりも前段階のサービスなんですね。

従業員さんが心理カウンセラーに相談するという時点で、既に心に変調をきたしているわけです。

もしかしたらそうなる前に、友達にグチを聞いてもらったり、スポーツやカラオケや飲み会などで、こまめに発散していれば、変調をきたすまでには至らなかったかもしれない。

個人ではどうしようもない、プライベートや職場の問題があったとしたら、信頼のおける友達や上司に相談して、解決の糸口を見つけられたかもしれない。

「ここたまサポートひろば」はその役目を果たすためにあります。

cocotamaさんによると、チャットの内容は、基本的には他愛もない日常会話のようですが、やっぱり人間ですから、中にはグチをいってくる方もいらっしゃるそうです。

「ここたまサポートひろば」の実績がかなり上がっているように感じます

従業員の方が匿名で使えるオリジナル・カウンセリング・チャットアプリによって、豊富なデータを取ることができて、それによって効率的な職場環境の改善が期待できる。

このようなシステムは、確かに今までになく、とても斬新だと思います。

ところが、今まで聞いたこともない斬新な仕組みゆえに、cocotamaさんが営業に行く先々で、そんなにうまく行くのか疑問を持たれるそうです。

守秘義務がありますから、実際に導入されている企業さんのお名前も出せませんし、cocotamaさんはこのサービスを広めるために起業された新しい会社なので、ヒット商品の実績があるわけでもありません。

今まで営業先で実績を問われても、それに応えることは中々難しかっただろうな、と私でも推察できます。

しかし今では、上場企業さんに導入実績もありますし、昨年は福岡県より「中小企業経営革新支援法に基づく経営革新計画」が承認され、先日は経済産業省が所轄する「サービス等生産性向上IT導入支援事業」において「IT導入支援事業者」に認定されました。

心理学が好ましいことに使われている例だと思います

これまで書いてきたように、「ここたまサポートひろば」は今までになかった、かなり斬新なサービスです。

チャットを使ったカウンセリングは、現在かなり普及していますが、基本的にはLINEのような一般的なチャットアプリを利用します。

cocotamaさんは、匿名ということと、心理カウンセラーとの一対一の会話にこだわったため、アプリの独自開発を決断されました。

一人の心理カウンセラーが、複数のお客様を担当しますので、心理カウンセラー側のシステムは瞬時に画面切り替えを行います。

以上のようなことが実現できましたので、カウンセリングサービスとして珍しく、とても高い利用率を維持できるようになり、豊富なチャットデータを蓄積できるようになりました。

豊富なチャットデータがあるということは、匿名ですので個人情報は分かりませんが、従業員の方が日頃どのようなことを考えているのか、どのようなことに悩んでいるのか、ということの傾向が分かります。

cocotamaさんは心理カウンセラーの集まりですので、会話の中に含まれる心の問題がある程度分かるようなのです。

ですので、導入されている企業さんに、「このようなデータから、このような問題が考えられます」というようなご報告ができるそうです。

導入された企業側にも大きなメリットがあります

「ここたまサポートひろば」は、一対一で、かつ匿名でチャットができるというアイデアで、カウンセリングサービスとしては、とても利用率が高いというお話をしました。

従業員の方にとっては、自分の名前を知られることなく、好きなときに心理カウンセラーの方とおしゃべりできるのですから、こんなに気楽で安心なサービスはあまり無いように思います。

一方で、導入した企業さんにとってメリットはあるのでしょうか。

その点についても、「ここたまサポートひろば」は十分に考えられており、トラブルの予防や早期発見など、職場環境の改善に役立つプランが用意されています。

匿名ですので個人情報は特定できませんが、チャットデータはデータベースに保存されています。

そのデータを、cocotamaさんが定期的に分析・調査を行います。

その結果を、cocotamaさんが契約されているアドバイザーの方々に報告し、問題点の洗い出しや、改善についての提案を依頼されるそうです。

そしてその報告書を持って、環境衛生カウンセラーさんが導入した企業さんを訪問されます。

最後に、企業さんと情報交換をしながら、職場環境の改善をサポートされるそうです。

匿名でチャットができるというアイデアで高い利用率を実現しているそうです

株式会社cocotamaさんは、心の卵さんというNPO法人の方々が立ち上げた会社です。

心の卵さんは、2008年からNPO法人化して心理カウンセリングを行われてきたそうですが、その間、企業の従業員さんの心の問題にも向き合ってこられたようです。

そこで特に感じられたのが、社内に産業カウンセラーを置くなどして、従業員さんの心のケアをしようとしても、ほとんど利用されないという現実。

確かに、「○○さんがカウンセリングを受けているらしいよ。」という噂が立てば、同僚もその人に気を使うでしょうし、その人も会社で居心地が悪くなるかもしれません。何より査定に響いたりしたら大変だと思います。

そうなるのが嫌で一人で抱え込んだ結果、心の病が重篤化してしまって、精神科にかかるような事態になる例が多い。

私の知人にも同じようなことがありましたので、ひとごとではないと思ったものです。

ですので、昨日お話したように、匿名で心理カウンセラーと日頃から友達のようにチャットができる、という仕組みは画期的だと思います。

「ここたまサポートひろば」はビジネス特許出願中のITサービスです

株式会社cocotamaさんが「IT導入支援事業者」に認定されたことを受けて、「ここたまサポートひろば」を導入する企業さんも増えるのではないかという記事を書きました。

弊社は「ここたまサポートひろば」のシステムを開発させていただきましたので、導入促進をお手伝いする意味で、システムの特徴を書いてみたいと思います。

昨日、LINEのようなチャットシステムだけれども、アプリ画面には、契約した企業の従業員さんとcocotamaスタッフさんの一対一のチャットしか表示されない、ということが大きな違いだと書きました。

一対一ということで、心理カウンセラーの資格を持ったcocotamaスタッフさんに、上司や同僚にも知られずに、職場や家庭の悩みなどを聞いてもらえるわけですね。

とはいっても、「ここたまサポートひろば」を契約したのは会社ですので、cocotamaスタッフさんが、自分の悩みを会社に言いつけちゃうんじゃないか?という心配もあるかもしれません。

しかし、チャットは匿名どうしで行うので、誰とチャットをしているのか、cocotamaスタッフさんにも分からないのです。

株式会社cocotamaさんが「IT導入支援事業者」に認定されました

正式には、「サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金IT導入支援事業者」というらしいです。

去年は福岡県から「中小企業経営革新支援法に基づく経営革新計画」に承認されていたので、「ここたまサポートひろば」は今の社会に必要とされているサービスなんだなと感じます。

この制度を利用して「ここたまサポートひろば」を導入すれば、その事業者さんに導入費用の3分の2(上限額100万円)の補助を受けることができるとのこと。

費用は従業員一人○○円×全従業員ですので、単純計算で150万円の導入費用ならば、導入した事業者さんに100万円の補助金が出る、ということになるみたいです。

心の問題を抱えている従業員さんを何とかしたいと考えている経営者の方は多いようで、今までcocotamaさんが導入の相談を受けた会社はたくさんあるようですが、費用の面であきらめた会社も同じように多かったようです。

サービスの仕組みを簡単に説明すると、cocotamaさんと契約した会社の従業員さんは、「ここたまサポートひろば」アプリを自分のスマートフォンにダウンロードします。

NPO「心の卵」さんの事業拡大に伴ってWEBサイトを充実させています

以前、「心の卵」さんのWEBサイト運営のお手伝いをしていることをブログに書きました。

「心の卵」さんは、日本で最初にメールでグチを聞くサービス「グチってメ~る」を始められた会社です。

最近、代表の方のいくつかのご縁がきっかけとなって、業務の拡張をされています。

その一つが離婚相談の業務です。

「心の卵」のスタッフさんは、人生経験豊富な方々のためか、相談に来られる方もすぐに打ち解けて、思いのたけをお話になって帰られるようです。

先日打ち合わせに行ったときに、スタッフの方が「今日も夕方から離婚相談が入っています」と張り切っていらっしゃったので、相談業務に向いているのはこういう方なんだな、と感心しました。

とりあえず離婚相談のホームページは開設したのですが、第三希望日くらいまで選べるお申し込みフォームや、予約が埋っている日時が分かる予約カレンダーを作る必要があります。
http://rikon-nayami.com/