パソコン

費用対効果が高いことと現場で必要とされていることは同じではありません

以前にも書いたのですが、私がゲーム会社でアルバイトしていた頃はゲーム業界の黎明期で、会社自体は大きかったのですが、ゲームの部署はできたてでとても小さな規模でした。

少ない予算でやりくりしていたようで、社員の方も経験が浅いものですから、予定していた製作期間が伸びていつも予算オーバーに。プログラマーに支払う費用を確保するために、足りないグラフィックやBGMを学生アルバイトの人たちが作成していました。

私も程なく操作マニュアルの執筆など、できるところを手伝うようになりました。

ゲーム業界が大きくなるにつれ、部署の規模も予算も大きくなって行ったのですが、今度は部署を維持するために目標ノルマの達成が厳しくなって行くわけです。

そうなると、売れる作品には多くの予算が割り振られ、そうでない作品には少ない予算しか回ってこない。

稟議を回す方も売れると分かっているもの、お金をかければ効果が見込めるものばかり上げる。

私が会社にいたのはずいぶん昔ですから、現在の状況はよく分かりませんが、昨日書いたようなセキュリティ費用などはどのように説得するのか、担当者は大変じゃないかなと思います。

生まれたてのサービスにセキュリティの費用対効果は考えにくいように思います

ある会社がWEBサービスを始めるにあたって、そのセキュリティをどうするか考えています。

考えているといっても、費用的にアイデアを形にするところまでで精一杯で、セキュリティに充てる費用はほとんどありません。

担当の方が、パソコンにファイルをコピーする際には十分に気を付けたり、メールやWEBサイトで少しでも怪しいと思ったものは避けるようにし、少しでも怪しい挙動を見つけたらネットを切断して適切な行動を取るようなことができれば、その方にお任せしても問題ないのでしょうが、それには若干不安をお持ちのようです。

使っていないパソコンがあるということでしたので、それをWEBサービスの重要なデータアクセス専用にして、その方だけがログインでき、事務所のインターネット回線だけで使うようにしていただこうと思っています。

重要なデータにアクセスする時間はわずかですので、当面はそれでいいのではないかと思います。

もちろん正論としては、最初からセキュリティにも十分費用をかけなければならないのでしょうし、それが難しいようならセキュリティに詳しい人が担当者にならなければならないのでしょう。

最初にメールの設定をすればあとは忘れていいというのがちょっと怖いです

移行したくないと思う大きな理由は、昔やったメールの設定方法を忘れているというのがあると思います。

メールの設定は最初にやったらそれで終わりです。

自分でやったのか人にやってもらったのかさえ忘れている方もいます。

私の知っている方はまさにそれで、以前○○○.comというドメインを取得して、知人に会社のホームページを作ってもらったことがあるんですね。

そのとき、そのドメインとサーバーを使ってOutlookにinfo@○○○.comというメールアドレスを設定して(もしくは誰かにやってもらって)、名刺にもそのメールアドレスを印刷した。

何年かあとに、別のドメインでホームページを作りなおしたんだけれども、info@○○○.comは名刺にも印刷しているし、お客さんにも知られているメールアドレスだからとそのままにしていました。

あるときサーバー代という名目で請求書が来たとき、info@○○○.comというメールアドレスを設定するためだけに、このサーバーを使っていたことを思い出したんです。

Outlookは他に移行したくないソフトの筆頭のような気がします

私の知り合いやお客さんで、MicrosoftのOutlookというメールソフトを使っている方が結構いらっしゃいます。

たまたまだとは思いますが、それほど仕事でパソコンを使わない方だったり、ITを積極的に活用する必要のない方だったりします。

もちろんOutlookは使いやすく豊富な機能を持っていますので、何の問題もないと思っています。

私はずいぶん前にOutlookからGmailに変えたのですが、そのきっかけは、ハードディスクが壊れたときに環境を再構築するのが面倒だったからです。

このようなときWEBメールだと再構築する必要はありません。

しかし当時のことを思い返してみると、Outlookで特に不便も感じていませんでしたので、ハードディスクが壊れなければその後もしばらく使い続けていたと思います。

仕事も忙しかったですし、別のメーラーをわざわざ覚えるのがかったるかったというのもあります。

同じような理由でWordやExcel、PowerPointを使い続けている方も多いですよね。

無料で使えるGoogleのG Suiteや、オープンソースのオフィスソフトがあるにも関わらず。

親しみやすさを保ったまま進化して行くことも考えなければなりません

パソコンであれば、メモリが不足していたりCPUパワーが足りなくてモッサリした動きになっても、新しいOSは自己責任のもとインストールできる場合が多いです。

以前ブログで、ご近所の方がWindows 7パソコンをWindows 10にアップグレードしたら、Excelの重いファイルを作業中に、たまに停止してしまうようになったことを書きましたが、これもそのパターンですよね。

そういう意味では、昨日お話したiOSやAndroidのタブレットは、OSが新しくなると古いハードには対応しなくなるので、このご近所さんのような問題は起きないのでしょう。

一方で、Nexus 7のようにサクサク快適に動作していても、あと何年かするとOSが3世代も4世代も旧くなって、日頃使っているアプリも新しいバージョンは対応しなくなるかもしれません。

タブレットはこのような割り切った設計だから、パソコンに慣れていない方でも使いやすいということでしょうし、値段も安いですから、これはこれでいいのだと思います。

タブレットは親しみやすいかわりに製品寿命が短いかもしれません

今日あるビジネスサイトを見ていたら、iPadがiOS11でパソコンのように進化した、という記事を見つけました。

追加されたいくつかの機能が、純粋なタブレットだったiPadを、パソコンのような使い勝手に変えるということのようです。

例えば画面を二つに分割する機能を使えば、パソコンのようなマルチウィンドウではなく、メイン画面上に小さな画面が表示され、そこに別のアプリを表示できるようです。

これはいいなと思ったのが、ファイルやフォルダを管理できるようになったこと。

アプリごとにファイルを管理するiOSの制限はそのままですが、一つのフォルダに必要なファイルをまとめて置けるのは便利です。

使ってみたいと思って対応機種を調べてみたら、私の第4世代のiPadは未対応でした。ああ・・・。

同じようなことは過去に何度か経験していて、iPod Touchを持っているのですが、これは第5世代なのでiOS10はインストールできませんでした。

同じくNexus 7(2013)を持っているのですが、こちらはAndroid7からインストールできません。

小さな頃からパソコンに触れる機会があるのはいいことだと思います

中古であれば、中学生でもお年玉などのお小遣いを溜めて、Androidタブレットを買うことができそうです。

microSDカードは数ギガのものなら千円も出さずに買えるでしょう。

福岡市内であれば、街のいたるところに無料Wi-Fiスポットがありますので、中学生でも望みさえすればモバイルコンピューティング環境を持つことができるんですね。

私の時代からすればうらやましい限りです。

私が小、中学生の頃は、メカといえばラジオ短波が流行ったり、ステレオとカセットテープレコーダーが全盛期を迎えようとしていた時期でした。

しかしそれらは決まった用途に使うためのもので、自分で何かを作り出すものではありません。

一方で、Android上でAndroidアプリを作ることができる開発環境であれば、プログラミングの技術さえあれば、自由にアプリを作ることができます。

しかも、当時の短波ラジオやステレオと比べても、ずっと安く手に入れることができます。

私が大学生の頃にNEC PC-9801を買ったときは、ローンを組んでアルバイトをして払って行くくらい高価なものでした。

スポーツでもアートでも、能力さえあれば世界に向かってアクションを起こせます。

パソコンが文具店で売られるような時代になりつつあるようです

株式会社cocotamaのスタッフの方が、アプリのデモンストレーション用にAndroidタブレットが必要ということで、近くのビックカメラに買いに行きました。

手軽に持ち運べる7inchくらいのサイズで、その用途だけに使うので安いものでいいと思っていたら、1万円台でいろいろなメーカーの製品が並んでいました。

どれも十分なスペックです。

その中から、1万円を少し出るくらいの価格で、Huawei MediaPadというのを買いました。

安いものだなと感心して、事務所に戻ってGmailなどを設定するために1枚だけの説明書を見ると、最初に細長い蓋のようなものを開けてカードを入れるように、との指示があります。

そのときは必要ないと思ってスルーしたのですが、あとで考えたらmicroSDカードのスロットなんですね。

最近はこんなものまで使えるのか、と驚いてしまいました。

今はAnmdroid上でAndroidアプリを作ることができる開発環境があるようですね。

こうなると、もうりっぱなコンピュータです。

チャットアプリのような形態が連絡網には簡単で確実な方法かなと思っています

メーラーの設定の大変さはスマートフォンにもいえるような気がします。

私はAndroidはGoogle製のNexus 7タブレットを使っていますので、気がついたらGmailアプリを使っていました。

周りのAndroidスマホを使われている方は、最初から設定されていたGmailではないメーラーを使っている方もいらっしゃいます。

せっかくGoogleアカウントがあるのでGmailをと思うのですが、こういう場合もやっぱり慣れの問題で、使うのは躊躇されるのだろうと思います。

携帯大手キャリアのメールアドレスは別の問題もあります。

ネットショップを運営されたことのある方は、ガラケーやスマホのPCメール受信拒否によって、ショップからのメールが届かないという経験をされた方もいらっしゃると思います。

ASKさんは、毎月開催されるビジネス研究会と交流会の案内に、会員さんへメールマガジンを発行されます。

ですので、ほとんどの会員さんはPCメールの受信設定をされていると思うのですが、やはり数人の方は送信エラーになります。

メールというのは、シニアの方にとっても重要な伝達手段ですが、昨日からお話しているようにいくつかの問題もあります。

メールの環境を設定するのは結構大変なことだと思います

先日、弊社とASKさんに同じメールアドレスのスパムが来ました。

メールアドレスを記載しているWEBサイトを経由して来ていると思います。

弊社の場合は、メールの転送先は技術者ですからスパムは無視しているのですが、ASKさんの場合はちょっと危険かもしれません。

できる対策はしたのですが、昔からASKさんで使われているメールアドレスなので、役員の方も把握していない人がメーラーに設定したままになっている可能性もあります。

メールについては、以前からちょっと厄介だなと思っていることがあります。

ASKの方々だけでなく他のクライアントさんもそうなのですが、メーラーにOutlookを使われている方は多いです。

パスワードなどの設定をする必要があるので、パソコンに詳しい人や出入りの業者さんに設定してもらって、そのまま使い続けていらっしゃるようです。

確かにメールの送受信の仕組みを考えると、そうなるのもしかたがないなと思います。

ですので、メーラーに使わなくなったメールアドレスが残っていたり、新しいパソコンを買ったら、人が設定してくれるまでメールが使えなかったり、ということがよくあります。