費用対効果が高いことと現場で必要とされていることは同じではありません
作成者:admin 作成日:水, 03/21/2018 - 23:53以前にも書いたのですが、私がゲーム会社でアルバイトしていた頃はゲーム業界の黎明期で、会社自体は大きかったのですが、ゲームの部署はできたてでとても小さな規模でした。
少ない予算でやりくりしていたようで、社員の方も経験が浅いものですから、予定していた製作期間が伸びていつも予算オーバーに。プログラマーに支払う費用を確保するために、足りないグラフィックやBGMを学生アルバイトの人たちが作成していました。
私も程なく操作マニュアルの執筆など、できるところを手伝うようになりました。
ゲーム業界が大きくなるにつれ、部署の規模も予算も大きくなって行ったのですが、今度は部署を維持するために目標ノルマの達成が厳しくなって行くわけです。
そうなると、売れる作品には多くの予算が割り振られ、そうでない作品には少ない予算しか回ってこない。
稟議を回す方も売れると分かっているもの、お金をかければ効果が見込めるものばかり上げる。
私が会社にいたのはずいぶん昔ですから、現在の状況はよく分かりませんが、昨日書いたようなセキュリティ費用などはどのように説得するのか、担当者は大変じゃないかなと思います。