「楽々談話室」はASKさんのご意見を参考に開発しています

このブログでも、たびたび書いているのですが、ASKさんのイベント登録システムなどを作っていると、シニアの方がITに苦手意識をお持ちだということは、よく感じます。

そのような日頃の体験を基に、アプリを作ってみようと思い立った、というのが前回のお話でした。

その想いが、「楽々談話室」という形になって、やっと発表できる段階まで来ました。

とはいうものの、あまりハードルが上がらないようにフォローしておきますと、最初のバージョンは、必要最小限の機能を盛り込んだものになります。

本日、ASKさんのビジネス研究会がありましたので、会の最後のASK活動報告の中で、短い時間でしたが、9日のメディアドライブ様の展示会のご案内と、「楽々談話室」のご紹介をさせていただきました。

実際に動作している管理画面を、西村代表のiPadをお借りして、初めてお披露目しました。

会員様の中に、とても興味をお持ちになった方がいらっしゃって、会の終了後30分ほどかけて詳しい説明をさせていただきました。

このようなことは、「ミュースケ」を発表させていただいたときにはあまりなかったことです。

やはり、シニアの方が使いやすいもの、便利なものは、それだけ世の中から求められているということなのだと思います。

「楽々談話室」は元々Firebaseを調査することから始まったアプリです

cocotamaさんの「ここたまサポートひろば」は、将来普及して行けばスケールアウトを考えざるを得ないため、Googleのサーバーを視野に入れて、Google App Engineで開発しました。

開発を始めてしばらくして、ParseなどのMBaasが流行し始めました。

必要性があるためにGoogle App Engineを使ってはいたのですが、やはりParseのような開発環境は魅力的でした。Parseは終了してしまいましたが。

ですので、「ここたまサポートひろば」の開発がひと段落したときに、Firebaseという環境が注目されていたものですから、弊社のプログラマーがちょっと研究してみようということで、作り始めたのがきっかけです。

最初は、「ここたまサポートひろば」のチャット部分を比較してみるため、Firebaseで簡単なチャットシステムを作ってもらいました。

私は、プログラマーが形にしたものを、触って評価することしかできないのですが、データをJSON形式で吐き出してくれるところとか、Push通知の挙動の違いとか、一通り確認しました。

ああ、これはもう何かアプリを作るしかないな、といういつもの癖が出てきました。

展示会では「グチってチャット」もご紹介させていただきます

「グチってチャット」は、NPO法人「心の卵」さんと弊社が、共同開発しているスマートフォンアプリです。

チャットでグチを言っていただくと自動的に返答します。

現バージョンはAndroid版のみで、Google Playからダウンロードできます。

本来ならば、AIボット対応の製品にしたかったのですが、AIの方のデータベースをいじる時間が取れず、現バージョンは自前のデータベースに蓄積した回答を表示するだけになっています。

中途半端にAIボットに対応して、不適切な返答をしてしまうのは避けなければなりません。

心の卵さんは、株式会社cocotamaさんの前身であり、cocotamaさんの法人向けに対して、個人の方向けに心理カウンセリングをされています。

カウンセリングの依頼も定期的に入っているようですが、最近、新しいホームページを開設されたようで、新しいことに積極的になられているようです。

そんな中、せっかく「グチってチャット」があることですし、AIボットに対応してアプリを広めて行きましょう、と先日小さく盛り上がりました。

「ミュースケ」も少しずつ知られてきたので目的が叶うことを願っています

今まで弊社は、PlayStationや任天堂DS用にソフトウェア音源を開発したりと、けっこう受託開発をしてきたのですが、依頼元は、知り合いの会社やそのまた知り合いなどで、ホームページなどから新規の依頼は入ってきません。

音関連の開発といえばとても狭い世界で、それほど多くの仕事があるものではないでしょうし、もしあったとしても、弊社のような小さな会社は存在自体を気付いてもらえないと思います。

そのような想いもあって、「ミュースケ」が知られることになれば、少しは開発会社の一つとして目に留まるようになるのではないかと期待したのですが、残念ながらこの目的は叶っていません。

以前お話しましたように、従来の楽譜作成ソフトとして見ると、「使えない」とか「よく分からない」と思われていて、実際に使うところまで至っていないのではないでしょうか。

とはいうものの、この一年くらいで、WEB上に、「Web楽譜(Muske) https://・・・」という「ミュースケ」のデータリンクを見かけるようになりました。

このデータリンクは、前回書きましたように、「ミュースケ」で作成した楽譜をURL形式で保存したものです。

リンクをクリックすると、楽譜を読み込んで「ミュースケ」が起動します。

「ミュースケ」開発の目的の一つは音関連ソフトの受託でした

弊社には、Windows用楽譜作成ソフト「Score Magazine」という商品があります。

「ミュースケ」を開発した目的の一つは、この「Score Magazine」の販売促進にありました。

発売はWindows 98の頃ですから、かなり年数が経っていますが、地道にバージョンアップを繰り返してWindows 10にも対応していますし、今でも初心者から中級者の方に取っては使いやすいソフトだと思っています。

「ミュースケ」を開発したもう一つの目的は、自社に新しい技術を取り入れておきたいということでした。

私は学生のときから楽譜作成ソフトを使っていましたが、会社員のときは開発に携わっていましたので、かれこれ三十数年間、楽譜作成ソフトに関わっていることになります。

その間に、以前にも少し触れましたが、ソフトを走らせるOS(とハード)は、MSX、Mac、NECパソコン、富士通パソコン・・・など、音を鳴らす音源は、FM音源、GS音源、ソフトウェアMIDI音源・・・など、いろいろと経験しました。

今ソフトを作ることになれば、iOS、Android、HTML5・・・などを視野に入れなければなりません。

「ミュースケ」は楽譜をブログに貼り付けたりメールで送ったりできます

「ミュースケ」は、データをクラウドに保存するWEBアプリですので、応用範囲は広いです。

作成した楽譜は、ブログやホームページの中に直接埋め込んだような効果を表現することができます。

これはWordPressに表示しています。
http://mappli.com/

演奏できる楽譜を、自分のブログやホームページに貼り付けることができるので、音楽系のWEBサイトに使える場面もあるのではないでしょうか。

この機能を利用して作ったリズムパターン集は、とても多くのアクセスを集めています。
http://mappli.com/musicbook/category/rhythm-pattern/

WEBコードブックのような使い方も、「ミュースケ」の特徴を活かせていると思います。
http://mappli.com/chordlist/index/

「ミュースケ」はちょっと楽譜を書いて演奏してみるような使い方が便利です

「ミュースケ」を使うには、http://mappli.net/muske/にアクセスします。

五線が表示されたページが表示されますので、そこに音符を入力して楽譜を作成して行きます。

楽譜といっても、3トラック(三段譜)5小節のシンプルなものですので、それだけを見たら、従来の楽譜作成ソフトを使っていた方にとっては「使えない」と思われるかもしれません。

Windowsで使うにはWeb Audio APIに対応したChromeブラウザかFirefoxブラウザを使う必要があり、Internet Explorerでは動作しないのも「使えない」と思われる理由の一つだと思います。

「ミュースケ」はWEBアプリですので、手軽に使えるというのが特徴です。

簡単な楽譜を書いて音を確かめたいとき、例えば、ちょっとしたメロディーを思い付いたり、ハーモニーを確認したいときなどに向いていると思います。

演奏する際の楽器は、GM音源を使っていますので、128種類の楽器音とドラムセットから選ぶことができます。

同じ楽譜でも、楽器を変えて演奏してみるだけで楽しめるのではないでしょうか。

展示会では「ミュースケ」もご紹介させていただきます

昨年のメディアドライブ様の展示会には、「ミュースケ」をメインに参加させていただきました。

今日は、その「ミュースケ」を簡単にご紹介させていただこうと思います。

「ミュースケ」はWEBブラウザ上で動作する楽譜作成ソフトです。

弊社の「Score Magazine」もそうですが、一般的に楽譜作成ソフトとは、パソコンにインストールして使うものでした。

今ではスマートフォンが普及していますので、スマートフォン用の楽譜作成アプリも存在します。

楽譜作成ソフト(アプリ)を起動すると、五線が表示され、その五線に音符を入力して楽譜を作成して行きます。

作成した楽譜は、紙の楽譜とは違い、演奏したり印刷したりすることができます。

演奏するためには、楽器の音を発音させる必要がありますが、その仕組みは、Windows、iPhone、Androidとそれぞれ違うんですね。

楽譜作成ソフトなど、音楽関連ソフトの開発者は、それぞれの仕様ごとに対応させる必要があります。

それが結構大変な作業なんですね。

G Suite、GAE、バリュードメインの設定で少しハマッた話

Google App EngineやFirebaseでWEBアプリを作ることは他社さんの仕事でやっていたのですが、弊社でもやっていこうと思い、G Suiteを契約しました。

その過程で、ちょっとレアケースだと思いますが、2、3ハマッたことがありましたので、記録しておきます。

弊社では、いくつかの独自ドメインをバリュードメインで管理し、さくらインターネットの共用サーバーにWEBサイトを置いています。

G Suiteに登録して、弊社のWEBサイト(example1.com)を認識させてからGmailの設定をしようとしていたときに、内輪の理由から別のドメイン(example2.com)の方が都合がいいことに気付きました。

管理コンソールの「ドメインの追加と削除」でexample2.comを追加し、example2.comの方をプライマリドメインに変更しようとしたのですが、ヘルプに書いてあるような「プライマリに設定」という表示がありません。

確認してみると、これは試用期間中は表示されないそうです。

それではということで、こんどはGoogle App Engine(GAE)で適当なProjectを作って、それをサブドメインに表示させてみようと思いました。

メルマガ配信で考えたこと・・・専用アプリで出欠を取ることができればいいですね

前々回までの、「メルマガ配信で考えたこと」という記事の続きです。

ASKの会員様は、メールマガジンのリンクから、交流会などの出欠を取るWEB登録フォームに行くことになりますので、携帯電話ではなく、スマートフォンかパソコンを使っていただいています。

しかし、会員様の中には、インターネットの操作に慣れていない方もいて、ASK執行部の方に、直接電話で出欠を伝えているというお話をしました。

そのようなことであれば、メールマガジンではなく、内容を告知して出欠を取るだけの、とても操作が簡単なアプリがあればいいですね、とASKさんの中で話題に上がっていました。

「楽々談話室」の開発を始めたとき、このような操作ができることも目標の一つだったのです。

今のところ、最初のバージョンは、一通りチャットができるようにするだけで精一杯かなと思います。

やりたいことはたくさんありますので、ASKさんを始め、多くの方にこのバージョンを使っていただいて、今後どのような機能を追加するか、考えて行きたいと思います。