私にとって平成は社会の仕組みが変わるといわれ続けて変わらなかった三十年でした

今さらですが平成元年は1989年なんですね。

まだバブルが弾ける前で、私は二十代後半。この頃から三十歳くらいまでが、人生の中で一番仕事をしていた時期でした。

このあと、「このまま一生会社に居続けていいのか」と思い悩んだ末に独立することになるので、平成が始まってから五年ほどの間が人生のターニングポイントだったように思います。

バブルの崩壊は1991年といわれているようですが、その辺りから昭和も終わって時代が変わる、終身雇用や年功序列なども終わる、といわれていたように思います。

ITの世界もPC-9801からDOS/Vパソコンに変わる、MS-DOSからWIndowsに変わる、パソコン通信が当たり前の時代になる、・・・。

このような世の中の変化も、独立の決断を後押ししたように思います。

実際にインターネットが普及したり、携帯電話もiモードやJavaを使ったゲームなどができるようになったりと、確かにIT技術はどんどん進化して行ったのですが、終身雇用や年功序列のような社会の仕組みはほとんど変わらなかったように感じます。

2008年にはリーマンショックのような経済的に大きな事件もあり、私のような小さな会社は大きな影響を受けました。

桜が咲き始めるこの時期、世の中がわさわさしていつもと様子が違うなと感じています

この二日間、福岡は暖かかったです。

今日はこの冬はじめて貼るカイロを使いませんでした。

買い物に行く途中で桜が咲き始めているのに気付きました。今年もそんな季節になったんですね。

と思って天気予報を見ると、明日明後日は最高気温13度の予想。10度近く下がります。

またしばらく貼るカイロのお世話になりそうです。

ただ今年はいつもと違って、世の中がわさわさしているような気がします。

4月に新元号が公表されて、5月に元号が変わり、10月に消費税が10%に引き上げられ、来年にはオリンピックが控えています。

ラグビーファンの方にとっては今年、ワールドカップがやってきます。

九州では福岡、熊本、大分で開催されるようなので、天神の街はさらに訪日外国人の方が増えるのでしょう。

二年ほど前から人生100年などといわれ出して人生観の転換を迫られているときに、大きなイベントが立て続けに開催されるのですから、時代の大きな変わり目を感じても不思議ではないと思います。

人と違うところを自分で認識できれば社会の中で生きやすくなると思っています

ハフポスト日本版というWebサイトに「71年間、痛みも不安も感じずに生きてきた女性。その謎が解明される」という記事がありました。

その女性は怪我などをしても痛みを感じず、不安という感情もほとんど感じない特異体質だとか。

66歳のとき手術を受けたのですが、そのとき痛みを感じないことに医師たちが驚いたのをきっかけに、彼女が特殊な遺伝子を持っていることが確認されたとのこと。

そして彼女がその特異体質に気付いたのは、手術のきっかけとなった、お尻の関節がかなり悪化してうまく歩けなくなった65歳のとき。

彼女はBBCに次のように語ったそう。

「誰かに指摘されるまで、それが普通だと思うものです。私はいつも幸せな性格でした。それがほかの人と違うと思っていませんでした」

この方の場合はあまりに特殊な例なので驚いてしまいましたが、確かに指摘されなければ、人と違っていても気付かないことはいくらでもあると思います。

小学生の頃でさえ、自分のことは分からないけれど、人のことはハッキリと分かりましたよね。

例えば、小さな子供が好きな同級生には子供がすぐに懐いていましたし、やたらと異性にモテる同級生もいました。こういうのは少し大人になれば、自分でも気付くようになるんじゃないでしょうか。

物価の安い庶民的な街が好きなので安売り日などに意識が向かないのかもしれません

今日夕食の買い出しに行ったら、お刺身売り場などに、ことごとく品物がありません。

「どういうこと?」と思っていたら、あちこちの売り場に黄色い値札が立っていて、木曜特売日みたいな文字が書いてあります。

ああ、そういうことですか・・・。しょっちゅう行っているスーパーなのに気付きませんでした。

別のスーパーでも卵やチーズなどが安い日があるのですが、それも何かの特売日なのでしょう。

こんなに無自覚なのでお金が貯まらないのかもしれません。

ただ本当に安売りなどで生活費を浮かせたければ、物価が安かったり激安店が多い地域に住む方がいいと思います。

東京の練馬や江古田の近くに住んでいたとき、ビックリするほど安いスーパーや飲食店がありました。

一方で、港区の一等地に住んでいる友達のマンションに遊びに行ったときは、近所のスーパーの高級感に驚いたものです。

東京は地域によって物価の違いが大きいですよね。

同じく港区にある会社に一時期勤めていたことがあるのですが、昼食をとるとき庶民的な定食屋さんがなくて困った記憶があります。

そんなある日、ビルの谷間の薄暗い通路の中に、小さな定食屋さんを見つけたときは大喜びしました。もう毎日行きましたよ。

第二回目のGoogle勉強会の内容を考えているところです

ASK アクティブシニア交流会さんで二回目のGoogle勉強会を開きましょうというお話になったので、どのような内容にするか考えています。

半年前に開催して以降もChromebookの新製品が発売されたり、企業にG Suiteの導入が進んでいるというニュースを聞くので、Googleのサービスに対する需要は拡大しているのでしょう。勉強会を開催する意義も十分あるように思います。

しかし当たり前のことですが、Gooogleのサービスを使っていない人に取っては、「どうして必要なの?」という疑問は解消しないですよね。

そのような方に、いくら「将来のために覚えといた方がいいですよ」と勧めても、いま特に不便を感じていなければ参加されないと思います。

その一方で、先日ASKさんに、パソコンの基礎を学ぶパソコン勉強会のカリキュラムを作成して提出したのですが、内容のほぼ半分はGoogleに関係することです。

例えば、地図や郵便料金やバスの時刻表を調べるとか、パソコンとスマホで同じメールアプリやワープロアプリを使うとか、スマホで撮った写真をインターネット上に保存してパソコンで開くとか。

平成は○○の時代という固定的なイメージが出来上がるのはまだ先のような気がします

夕食のときテレビをつけたら、TBS系列の「この差って何ですか?」という番組で、100歳以上の方がよく食べている食材を紹介していました。

へぇ~と思ったのは、ちょうど100歳になられる方が大正生まれだということ。ということは元号が変わると大正、昭和、平成、次の元号、と四つの元号を生きることになります。

ネットで調べてみると、明治生まれの方もかなりいらっしゃるんですよね。その方たちは、次の元号で五つの元号を生きることになります。

「大正ロマン」とか「昭和は戦争の世紀」なんて聞くことがありますので、複数の元号を生きた方は、自分の人生を特色のあるフレーズの区切りとともに振り返ることができるんですよね。

平成についてはまだそんなに特色のあるフレーズは聞きませんので、私の場合は昭和だけです。

物心付いたときは高度経済成長時代で、その後バブルの崩壊も経験しました。なので私には「昭和は戦争の世紀」といわれてもピンときません。

よく若い人たちが、古臭いイメージを「昭和だ!」なんて表現するときがありますよね。

少なくとも若い人たちにとって「昭和」とは、一括りでそのようなイメージなのでしょう。

ただそのような表現は、平成も20年くらい経ってから聞くようになった気がします。

子供の頃見ていた動画を見ると、記憶なんていい加減だなというのがよく分かります

最近深夜に、やることも終わって寝る用意を始める前に、動画サイトで昔の映像を見ることがあります。

そのなかに1970年代、私が小学生の頃のものがあったりします。

今までに見ていて驚いたことがいくつかありました。

ひとつはテレビ番組「時間ですよ」に出演していた堺正章さん、天地真理さん、浅田美代子さんが、挿入歌の「赤い風船」を歌っているシーンです。

まず天地真理さん。1980年代に「オレたちひょうきん族」に出演されてましたよね。

ひょうきん族を見ながら、「昔は国民的美少女アイドルだったはず」と思っていても、コントをする映像が強烈で、面白い女芸人さん的なイメージに固定されていました。

ところが「時間ですよ」の天地真理さんは可憐で美しい。歌も上手い。

やっぱり当時大人気だった理由が分かります。

それに浅田美代子さん。何年か前に「さんまのスーパーからくりTV」に出演されていました。

この頃よく、音程を外して歌う「赤い風船」のモノマネをしている人がいたんですよね。

ところが「時間ですよ」の浅田美代子さんは、歌がちゃんとしている。

音程を外してなんかいません。

体型を始めいろいろ劣化している中で、少しはマシになっているものを探していました

十年ぶりくらいに、機会があって礼服を着ました。

30歳前後に買った服なので胴回りも相当きつかったのですが、何とかベルトを締めて間に合わせました。

驚いたのは下っ腹が一番きつかったこと。

日頃からそんなに体型は変わっていないと思っていましたが、確かに下っ腹だけはプクッと膨らんでいる気がしていたのです。

残念ながら勘違いではありませんでした。

30代から体型や体力や気力はそこまで変わっていないかな、と思っていましたが、やっぱり相当変化しているのかもしれません。

ずいぶん長い間、ハードな運動も連続の徹夜もやっていませんので、気が付かないだけなのでしょう。

ただ、何から何まで劣化しているわけでもないような気もします。

よくインターネットに、年齢によってピークを迎える能力の種類は違う、みたいな情報が載っていますよね。

ハイティーンのときは記憶力で50歳前後は判断力・・・というような。

自分の場合も、判断力が優れているとはいいませんが、アホな判断ばかりしていた40代までよりは少しマシになっていると思います。

特に自分の向き不向きを無視して、浅はかに行動を起こしてよく失敗していましたが、50代になってそれも少なくなりました。

傷や疾患の場所の違いでうろたえたり何とも思わなかったりするものでしょうか

一ヶ月くらい前に、急に右手中指の第二関節付近が赤く腫れ出しました。

患部の中心に赤い点があるので、虫に刺されたのかなと思います。

触っても少し痛い程度なので、赤い腫れの範囲が広がって行ってもそのまま放おっておきました。

しかし親が私の指を見て「病院に行ったら?」と心配していましたし、親の薬を貰いに行った際に薬剤師さんが「どうされたんですか?」と驚いていたので、見た目は異常だったんだと思います。

幸い今ではほぼ腫れも引いています。

以前、顔面骨折して救急車で運ばれて救急病棟で処置を受けているときも、今思い出すと驚くほど落ち着いていたと思います。

その一方で、肉親にポリープが見つかったときは私の方がうろたえてしまって、それ以来ビフィズス菌飲料やオリゴ糖を欠かさず摂るようになりましたし、血圧がいつもより高かったときや血液検査で異常値に近い項目があると、うろたえてしまってすぐにネットで対処法を調べたりします。

自分でもこの違いは何だろう、と不思議に思ってしまいます。心配症であれば、どんなことでも心配しそうですよね。

もしかして外科の範疇であれば機械のパーツのように取り替えがきくけれど、内科はそうはいかないと潜在意識が考えているんでしょうか。

天神を歩くといつも少子高齢化というのは嘘なんじゃないかと思ってしまいます

今日天神でシニアの方と一時間ほど仕事の打ち合わせをしたのですが、連れられて行ったのは、商業ビルの地下にある年配のお客さんばかりのお店でした。

私も何度か友達と飲みに行ったお店ですが、平日の昼間は初めてです。

外人さんの団体客もいたのですが、こちらも年配の方々です。

打ち合わせした方によると、いつもこのような客層なので落ち着くとのこと。

確かに天神は若い人たちばかりで、私の年齢でも肩身が狭く感じます。

いつも利用する銀行のATMが天神コアというファッションビルの一階にあるのですが、十代の女の子向けのファンシーなお店ばかりで、私のようなおじさんが歩くととても違和感があります。

ビルの同じ階に福岡市役所に抜ける通路があるのですが、一歩通路に入ると異界に迷い込んだような飾り気のない空間が広がっているので、ホット一息つくことができます。

地下鉄七隈線に行くために、よく大丸地下一階の食品売り場を通るのですが、ここは年配の女性をたくさん見かけます。

でもそういう場所は本当に少ないんですよね。

二十年ほど前に東京から福岡に帰ってきた当時も、天神は若い人が多いなと感じていたのですが、ここ数年ますますそれを感じます。