今日は朝から体調が悪く高齢者の気持ちが少し理解できる気がしました

ここ数日は気温の変化が激しかったので、高齢者は体温の調節がうまくいかず体調が心配と書きましたが、今朝起きたら私自身の体調が優れませんでした。

気分が悪くてしばらく起きられず、朝食も食べたくありません。

この状態がお昼近くまで続きました。

昨日は肌寒い程度だったのですが、今日の最高気温は15度とのことで、外に出るとしっかり寒かったです。

老化で免疫力が低下したのか先月から引いた風邪が治らない、とブログに書いたのが今月上旬。

やっと昨日、風邪薬を飲むのをやめた翌日にこれです。

体調に加え、プライベートで少し困ったことがあって気に病んでいたのも影響したのかもしれませんが、やっぱり老化の影響もあるのでしょう。

私の親が、「年を取ったら冬寒いのが辛い」といっているのが今まで実感できなかったのですが、もし今朝の私のような体調がそうなのであれば確かに辛いと思います。

パニック障害やウツのような心の病も、実際に自分がそうなってみると、同じ症状の人の辛さが分かります。

一方で、苦痛の伴う病気や治療で自分が体験したことのないものは、苦しんでいるご本人を前にして、どう声をかけていいか分かりません。

ここ数日気温の変化が激しいですが、それでも福岡は過ごしやすい方だと思います

今日は朝から強い雨風で、外は肌寒かったです。

最高気温22度ということなので、そんなに低くはないですが、ここ数日とても暑い日が続いたので寒く感じたのだと思います。

三日前など福岡の飯塚市や太宰府市で30度を記録しています。

明日はさらに下がって最高気温予想は18度。

私の両親のような高齢者は、体温の調節がうまくいかず体調が心配です。

今はエアコンの家庭が多いでしょうが、一昔前は石油ストーブと扇風機を出したり片付けたりでせわしない時期でした。

それでも気温に関しては、九州北部は年間を通して過ごしやすい地域だと思っています。

東京で働いていた頃の上司は、若い頃は北海道の支社で営業をしていたらしいのですが、冬はとんでもない寒さだといっていました。

寒いのが苦手な私は、網走を回っているときはすごく寒かったという話を聞いて、ちょっと恐ろしかった記憶があります。

一方で、夏はヒートアイランド現象が顕著な東京の方が、福岡より暑いように思います。

よくニュースになる埼玉県の熊谷もその影響ではないでしょうか。

関東の人は、福岡は九州だから暑いと思っているようですが、暑さの質がちょっと違うのです。

友達が使っていないアプリを進んで使う人はオタクなのでしょうか

考えてみると、シニアの方やパソコンがあまり詳しくない方のパソコンは、日本のメーカーのそれなりに高価なものが多いように感じます。

当然Microsoft Officeがプリインストールされていますし、「操作が分からないときはメーカーの人に聞く」とおっしゃっているので、そのようなサービスも込みのパソコンなのでしょう。

それに書店に行けばWordやExcelの解説書はたくさんありますし、パソコンを持っている知人に聞けばWordやExcelならば分かるという方も多いのではないでしょうか。

一方でGoogleのような無料サービスは、使ってみて分からなければググって(Googleで検索して)自力で解決するという文化です。

解説書についても、Googleのサービスは機能がいつの間にか追加されていたり、いつの間にか廃止されていたりして、買ってもしょうがないという気がします。

同じことはスマートフォンにもいえるかもしれません。

メーラーはスマホにプリインストールされているメーカー専用のものを使っている方は多いですし、みんなが使っているからという理由でアプリを使うことが多いのではないでしょうか。

ほとんどの方のパソコンやスマホの接し方は、このような感じかなと思えてきました。

パソコンに不慣れな方はログインしてソフトを使うことに戸惑われているようです

以前、Googleのサービスを利用したホームページを作った知人の会社の方から、別のアカウントでログインしてしまったために、元のサービスを利用できなくなったと相談を受けました。

その方はあまりパソコンに詳しくはありませんし、初めてパソコンに触れたのがWordやExcelだったのでしょうから、Googleのサービスにはなかなか慣れないのだと思います。同じような方を何人も知っています。

納品する際、Chromeブラウザでログインして操作をご説明していたのですが、その後使い慣れているInternet Explorerに変えられたようで、キャッシュにパスワードが保存されておらず「別のアカウントを使用」からログインしなければなりません。

その方はメーラーもOutlookを使われているので、Googleのサービスで勝手が違う画面が表示されたとき、どのようにすればいいか分からなくなるのですね。

そもそもWordやExcelは、DOCファイルやXLSファイルをダブルクリックすれば勝手にソフトが起動して編集できていたのに、GoogleのサービスはWEBブラウザにアクセスしてログインしなければならない、という考え方からして混乱されているようです。

元気に活躍されるシニアの情報にプレッシャーを感じる方もいらっしゃるかもしれません

最近、メディアは人生100年時代の到来で年金はどうなる、働き方はどうなる、という情報で溢れています。

私の記憶では、バブルが崩壊して10年経った頃でも、終身雇用、年功序列の仕組みは色濃く残っていたように感じます。

年金がもらえないかもしれないなんて、真剣に捉えている人はそんなにいなかったのではないでしょうか。

今は若い人向けの情報も、会社の平均寿命は人間の寿命よりずっと短いので、転職を経験するのは当たり前、というような内容のものも見受けられます。

若い人たちはそのような心構えで社会人人生を送って行くのでしょうが、私の年代は一生ひとつの会社で勤め上げるという意識で就職する人がほとんどだったでしょうから、定年を意識する年になっていきなり「人生100年。退職後の30年、40年をどう過ごす?」なんていわれても困ってしまいます。

30代で独立した私でも、「そんなことをいわれても」と思っているくらいですから。

そんな風潮を反映してかどうか分かりませんが、ここ数年、メディアで元気に活躍するシニアの情報が増えたように思います。

以前には80歳でエベレストに登頂した三浦雄一郎さんや、最近では82歳のiOSプログラマー若宮正子さんなど。

70代で新しい技能を習得することはできないというコラムを読んでホッとしました

先日より、ASKさんのビジネス研究会の活動が活発なことや、自分がASK会員さんの平均年齢に達したとき、同じように取り組めるか考えてしまったことなどを書いています。

今でさえITの最新情報について行けてないと感じているのに、70代になってもIT関連でビジネスにコミットし続けられるかとえば、かなり疑問です。

この記事を書いているときインターネットで、ソニーの元幹部で経営に参加していらっしゃった郡山史郎さんという方のコラムを見つけました。

ITmedia エグゼクティブというサイトの「キャリアプラン 90歳までの現役計画」という連載です。

20代から90代まで10年ごとに区切って、各年代で「どう生きるか」についてご提案されています。

とても考えさせられる内容で何度も読み返してしまったのですが、その中でも特に70代の「もしあなたが70歳以上なら」という回に感銘を受けました。

特に心に響いた箇所を以下に抜粋します。

「70歳になったら、まず自覚しましょう。自分は自然にとっても、人間界にとっても、まったく無価値である。これから貢献できることはほとんどない。この自覚があれば、第2の人生を、自分にとって、また周りのすべての人にとって、きっと良いものにできます。

自分の好きなこと得意なことを考えて70代に備えておこうと思います

昨日は、ASK アクティブシニア交流会の会員さんの平均年齢が70代にもかかわらず、積極的にビジネスに取り組まれていることと、自分が70代になっても同じように取り組めるかといえば無理ではないか、ということを書きました。

30代、40代の頃には、IT関連の新技術で気になったものはどんどん試してみようという気力があったのですが、今はそこまではありません。

ASKのみなさんは大きな企業に勤められていた方が多いので、基本的にはコンサルタント業をされています。

私にできるかどうかは別にして、70代になったらシニアならではの知識を使った教育や研修のような、人間を対象としたビジネスを考えた方がいいのかもしれません。

とはいえ、自分に向いていないことを考えても、ビジネスとしてお客さんにサービスを提供するクオリティにはとても到達できないでしょう。

よく本やブログには、自分の好きなこと、得意なことを見つけるためのヒントがいろいろ紹介されています。

気がついたらいつもやっていること、今までに多くのお金や時間をかけたこと、人がやっているのを見ると嫉妬してしまうこと、・・・等々。

もちろん簡単には見つからないので、このような本やブログが溢れているのだと思いますが。

ASKさんの活動を見て自分はIT関連のビジネスを続けていられるか考えてしまいました

以前、ASK アクティブシニア交流会さんのビジネス研究会にて、シニア人材経営支援制度に登録されているASK会員さんを中心に結成されたコンサルチームの発表と、その運営方法についての話し合いの場が持たれたことを書きました。

ビジネス研究会とは、ASKさんが会員さんの関係する製品を紹介するために、毎月開催されている会です。

既に90回を超えていますが、売り上げや商談紹介の成果に乏しいため、活動のあり方を本格的に見なおすことが目的でした。

それ以降のビジネス研究会は、従来の製品の紹介と共に、コンサルチームの活動報告と討議が続けられています。

現在コンサルチームは「シニア人材経営支援 MAG(マネージメントアシストグループ)」と命名されていて、今月は以下のような取り組みをご報告されました。
http://info.ask-fk.com/2018/03/41195.html

いつも感じるのは、みなさん積極的にビジネスに取り組まれていらっしゃることです。

平均年齢は70代とお聞きしているので、定年を迎えられてから10年以上経った方がほとんどではないでしょうか。

エーコの小説で神秘的なものに惹かれて行く人の心の過程を体験したいです

昨日はウンベルト・エーコの小説「フーコーの振り子」の在庫がもう切れていたため、買えなくなってはマズいと思い、中古本を買ったことをお話しました。

仕事の合間にほんの十数ページ、目を通してみました。

Amazonなどの読者のレビューを見ると、同著者の小説「薔薇の名前」よりも内容が難しいと書いてあるだけあって、最初の「振り子」の説明から難解です。

先が思いやられる・・・。

しかしぜひ読んでみたいと思ったのは、小説は錬金術や秘密結社などの多くのオカルトを題材にしながら、虚構に過ぎないことにも意味を持たせようとする人の心性を、エーコは描いているらしいからです。

以前三田誠広さんの本を読んだときも、ニュートンのような科学者たちは、神を信じるがゆえに神の原理=科学原理を追求したわけで、彼らの錬金術師のような怪しげなオカルト研究のイメージも、後世の人の脚色から来ていることを知りました。

ウンベルト・エーコの「完全言語の探求」にも、ライムンドゥス・ルルスの「大いなる術」が後世の人々によってカバラと結び付けられ、魔術師のようなイメージに変えられていく過程が描かれています。

積読覚悟でウンベルト・エーコの「フーコーの振り子」を買ってしまいました

ウンベルト・エーコの「完全言語の探求」(平凡社ライブラリー)を半分以上読み進んでいて、とても面白いので小説も読んでみようと思い立ちました。

ウンベルト・エーコといえば、ショーンコネリー主演の映画の原作「薔薇の名前」という小説が有名で、いつか読んでみたいと思っていたものです。

最近ライプニッツに注目するようになって、本人以上に彼の周辺、カバラやライムンドゥス・ルルスといったことに興味を持つようになりました。

以前、Amazonで「完全言語の探求」の目次を見ていたら、ライプニッツを始めとする私の興味のある項目が並んでいたので、つい買ってしまいました。

しかし内容は、「アダムの言語」や「完全言語」というものを追い求める人々の思想史ですので、なかなか仕事をしながら気軽に読み進められる本ではありません。

そこで息抜きに同じ作家の小説でも・・・と思ったんですね。

Amazonなどで「薔薇の名前」を読んだ人のレビューを見てみると、ちょっと内容が難しいという意見がチラホラ。

息抜きに読むという感じではないかもしれません。

そして何より単行本しかなくて、上下刊で計5千円とのこと。ちとお高い。