水雷屯を四大難卦と考えなくていいと聞いて創造的な易の解釈ができそうです
作成者:admin 作成日:土, 11/16/2019 - 23:41昨日、河村真光著「易経読本」(光村推古書院)を少しずつ読み進めていることを書きました。
今持っている易経の本と違う解釈のものが欲しかったんですね。
そう考えてみると、悪いといわれている卦(か)の解釈に作者の想いがより反映されているんじゃないかと思って、代表的なものとして四大難卦を比べてみました。
四大難卦とは「水雷屯(すいらいちゅん)」、「坎為水(かんいすい)」、「水山蹇(すいざんけん)」、「沢水困(たくすいこん)」の四つ。
ちなみに私が持っている本で四大難卦を強調しているのは銭天牛著「すぐに役立つ銭流「易経」」(棋苑図書)のみで、本田済著「易」(朝日選書)や高田眞治、後藤基巳共著「易経」(岩波文庫)はそれはありません。
やはり銭さんは占い師ですので「占いの書」寄り、他の二冊は「義理の書」(哲学の書)寄りという違いがあるからでしょうか。
冒頭の河村さんは占い師をされていたようなのですが、「水雷屯」に関しては「決して凶の卦ではない」とおっしゃいます。