高齢であまり外出できなくなっても外の世界と繋がりを持ち続けられると思います

私の親は携帯電話を持っていません。

高齢ですし、外出して人と付き合うことも減ったので、その必要性もないのですね。

ただ近所に買い物に出かけるとき天気を気にしたり、昔住んでいた場所や職場があった場所が今どうなっているか気にしたりします。

しかし情報を得る手段が新聞とテレビに限られているので、そのような情報を手軽に手に入れる手段がありません。

昨日のシニア層の携帯電話調査のように、70代の方がスマートフォンを持つようになれば、情報を得る手段も増え、新しいことへの興味も芽生えやすくなると思います。

これはシニアに限らず、どの世代でも同じではないでしょうか。

私が小学生や中学生の頃、夏休みのような学校のない日が続くと、遊びに行くお金もないですし昼間は面白いテレビもやっていない。漫画なんてすぐに読み終わるし勉強もしたくない。

暇なわけです。

「何か面白いことないかなー」が口ぐせだったような気がします。

それに比べて今の子供たちはどうなんでしょう。

街中でも電車の中でも、スマホの画面を食い入るように見つめていますよね。ゲームやSNSをしているのでしょうか。

私たちの時代と比べて、暇を感じることは少ないような気がします。

団塊の世代が所有する携帯電話のうちスマホの割合が高いのに驚きました

2月13日に株式会社ビデオリサーチが、シニア層の所有する携帯電話の調査結果を公開しています。

東京50km圏、直近3年間の推移を見ると、2017年調査時点で、60代後半のスマートフォンユーザーとガラケーユーザーの比率が逆転したそうです。

この結果にちょっと驚いたのですが、もう一つ驚いたのは70代前半のスマホ所有率が、2015年時点の15.6%から2017年では32.7%と倍増していること。

今この年代には、団塊の世代と呼ばれている人たちが含まれ始めています。

私の親戚の叔父さんがその世代なので、あの叔父さんがどのような仕事をして結婚して・・・という人生を、子供の目線ですが知っています。

彼らが現役の会社員だった頃は、一部の方はパソコンを使った事務作業を経験されたでしょうが、多くの方はそれをせずに済んだ世代じゃないでしょうか。

間違っていたらごめんなさい。

その世代の方が所有している携帯電話の3割以上がスマホということですよね。

あと数年すれば、ガラケーユーザーを逆転しそうです。

子供の頃に夢見た未来が今やってきているように感じます

私が小学生のときに大阪万博が開催されました。

当時のテレビには、万博のパビリオンが多かったと思いますが、21世紀の都市や生活と称した映像がよく流れていたように記憶しています。

宇宙基地のような家に住んで、ボタンを押したら食事が出てきたり、ロボットが身の回りの世話をしてくれたり。

今見たらチープな作りだろうと思いますが、当時はあと30年もするとこんな生活になるんだと、夢を膨らませていたものです。

実際に21世紀になってみると家は木造のまま、食事も自分で作りますし、食べているものも当時とほぼ同じ。家にはロボットもいません。

とはいうものの、当時予想されたものが実現していたり、それより進んだものもかなりあると思います。

世界中の人と繋がるスマートフォンや自動翻訳機、リニア新幹線などはそれにあたるんじゃないでしょうか。

一方で、当時夢見ていた世界のようにならなくてよかった、という想いもあります。

あんな世界が実現するためには、私が成人するまでに多くの技術が実用化されている必要があります。

つまり、どのような仕組みになっているのか分からないまま、未来の機器に囲まれてしまって、ただそれらを使わされているだけという状態。

量子コンピュータの基本的な仕組みが少し分かりました

先日、急に量子コンピュータのことが気になって、竹内繁樹著「量子コンピュータ 超並列計算のからくり」(ブルーバックス)を注文したことを書きました。

少しずつですが読んでいて、第4章「「量子」を使った計算機」という、量子計算の基本的な仕組みの説明まで読み終えたところです。

本自体は数式が苦手な人にも分かりやすく書いてあるので、今のところ何とか(半分くらい)ついて行っています。

光や電気は基本的な単位である「光子」や「電子」から成り立っていて、そのような基本単位を「量子」と呼ぶそうです。

面白いのは、光子を半透鏡という道具で2つの経路に分けた場合、各経路では「半分の光子」が検出されることはないらしい。

ではどうなるかというと、「ある振幅を持った2つの確率波として表される状態にある」としか言いようがない、と。

これを「重ね合わせ状態」と呼び、この状態を利用して莫大な並列計算を一挙に行う、というものらしいです。

これこそが現在のコンピューターの1ビット、つまり0と1という2つの状態だけではない、量子ビットの特徴です。

安全基地を口ぐせにすることで辛い状態から早く抜け出せるかもしれません

昨日はよくないと思っている習慣が、口ぐせによってなおりかけていることを書きました。

もちろん、子供の頃から染み付いた意識はそうそう変わるものではありませんし、持って生まれた性格もあると思います。

今でもつい必要以上に頑張ってしまったり、根性で何とかなると思ってしまったりすることは、相変わらずです。

ただ「頑張らない頑張らない・・・」という口ぐせがあるおかげて、ふとわれに返って客観的に見つめようとする姿勢だけは身に付いたように思います。

このようなお話をすると、なおしたいことは何でも口ぐせにすればいいのでは、となりそうですが、そういうことでもないように思います。

私の場合はパニック障害を発症して本当に苦しんだので、自分を追い込むような働き方をしたくない想いは切実で、この口ぐせはすぐに定着したように記憶しています。

この他にもいろいろな口ぐせを試しましたが、今ではほとんど覚えていません。

以前「過敏で傷つきやすい人たち」(幻冬舎新書)という本の中で、著者の岡田尊司さんが安全基地を持つことを薦めていらっしゃったことを受けて、自分なりに考えてみたことを書きました。

そのときに考えた安全基地が、今でも自分の中でいい感じで機能していると感じています。

口ぐせでよくない習慣が直りかけているようです

私が小学生の頃は高度成長時代の終わりの方で、一所懸命働けば豊かになれるとみんなが信じていた時代でした。

確かに仕事もたくさんあったようですし、右肩上がり経済が続くとほとんどの人が思っていたようですから、ローンを組んでマイホームを購入するのもそれほど特別なことではなかったようです。

年金制度も、今のように先行きが見えないなんてこともないので、将来に対してそう不安になることもありません。

そんな世の中であれば、仕事は残業をすればするだけ給料も増えます。

頑張れば頑張るだけ豊かになれる、少々体調が悪くても根性で何とかする、というような意識が日本人の中にあったようです。

アニメでさえ「巨人の星」や「アタックNo.1」などの根性ものがもてはやされていましたから、子供ながらにそれは感じていました。

私は30歳過ぎて体を壊すまで、そのような意識を持っていました。

逆に、頑張っていないときは不安を覚えるような気持ちさえありました。

独立して体を壊すまでの期間が、最も「さあ、頑張るぞ」という気持ちで過ごしていたと思います。

体を壊してからはそれまでの生き方をずいぶん反省しましたし、右肩上がりの経済も終わりを告げ世の中も変わりました。

修理をお願いするたびに世の中から必要とされている仕事だと感じます

先日より建築業の職人さんの話をしています。

書いていて思い出したのですが、昨年漏水していたことがありました。

たまたま水道メーターのパイロットというらしいのですが、水を使うとクルクル回る小さな銀色の回転盤が、蛇口をひねっていないときでもわずかに回転していたのです。

そのときは水道局から紹介してもらった水道施設工さんというのでしょうか、お願いして調べてもらいました。

職人さんが一人でやってきて、金属かプラスティックかは分かりませんがホースのような細長い管を耳に当てて、漏水していそうな箇所の音を聞いて回っています。

1時間も経っていなかったと思うのですが、呼ばれて行ってみると、室外温水器のところで先ほどの管を私にわたして「聞いてみてください」と仰います。

「聞こえるでしょう」といわれるのですが、私には聞こえません。

実際に温水器付近の土を掘ってみると、水道管からわずかに水漏れしています。

すごい!

一昨日書いた職人さんの仕事もそうですが、このような傷んでいるところを放っておくと、あとで修理がさらに大変なことになりますよね。

世の中から必要とされている技術と仕事だと思います。

建築業の歴史は古いので業種ごとに明確な名前が付いているんですね

昨日は、自分の腕一本で食べて行かれる職人さんの話をしました。

自分にはそのようなことができないので、うらやましくもあります。

私の場合は20代の頃にディレクターとして、プログラマーさんやデザイナーさんに仕事を割り振ったりスケジュール管理をしたりしていたのですが、今は割り振る相手がプログラマーさんだけになったくらいで、やっていることは変わりません。

もちろん自営なので自分でできる仕事は自分でやりますが、プログラミングの仕事は、簡単なスクリプトを組むこと以外はすべてプログラマーさんに任せます。

以前、ある会社で出向のような形で働いていたとき、上の方から「あなたの専門は何ですか?」と聞かれて言葉に詰まりました。

そこではIT関連業務全般のお仕事をしていたのですが、改めてそう問われると何もありません。

そのとき以来、専門となるものを作ろうと意識はしているのですが、今でも同じように聞かれると答えられません。

受託でアプリを開発したりWEBサイトを構築したりを続けているので、専門技術を身に付けられるはずもないのですが。

そもそも世間に名の通った商品や会社を持っていれば、そのような質問をされることもないのでしょう。

自分の腕一本で食べて行く職人さんはかっこいいと思います

私の実家は建ってから相当年数が経っているため、あちこちが痛んでいます。

年末には、ブロック塀のコーナーを盛っているコンクリートが崩れ落ちたので左官さんに修理してもらいましたし、今は軒や雨戸の戸袋の塗装が剥げているので補修してもらっています。

このようなときは、昔からお付き合いのある増改築屋さんにお願いしていて、そこから専門の職人さんがやってきます。

つい先日は、屋根と壁の間の山形に付けられた板、インターネットで調べると「破風板(はふいた)」というそうですが、その木が腐りかけているというので、金属板で覆ってもらいました。

増改築屋さんに軒の修理の下見に来てもらったとき、こちらの方が急を要するということで、先に補修してもらったのです。

数年前も雨漏りがするというので原因を調べてもらったとき、ずいぶん昔に台風で瓦がずれたことがあって、父が瓦が動かないようにと一部をセメントで固めていたのが原因でした。

雨が瓦をスムーズに流れて行かないでせき止められていたんですね。

瓦自体、相当古くなっていたので、結局すべて取り替えてもらいました。

破風板にしろ雨漏りの原因にしろ、素人には分かりませんよね。

ASKさんの会の運営方法や会員さんの知識を吸収できることは会員のメリットだと思います

ASK アクティブシニア交流会の会員さんは70代が中心らしいです。

昨日のビジネス研究会に出席されていたのは、まだまだ働いて社会に貢献したいという想いを強くもたれている方々だと思います。

ASK会員さん方の職歴を拝見すると、大きな企業に勤められていた方が多いです。

その経験を元に、一部の方は実際にコンサルティングの仕事をされています。

私は現役ですのでこのグループには含まれませんし、昨日書いたもう一方のグループである懇親会や愛好会にも参加していません。

ではなぜASKさんの会員になっているのかというと、以前にも書きましたが、シニアの方の集まりにもかかわらず、Joomla!によるホームページや、フリーのCGIを利用した交流会受付フォームと集計システムを構築されていたことに感動したからです。

特に西村代表がITを取り入れることに積極的なんですね。

家電やエレクトロニクス関連会社のOBが多いことも、積極的な理由の一つなんだろうと思います。

それに今月の定例交流会は第137回、ビジネス研究会は第93回を迎えるのですが、これらは毎月開催され、参加料を取っているにもかかわらず20名から30名の参加者があるのです。

この実績はすごいことだと思います。