人間の闇を中心に論文を発表されている方がいることがありがたいです

小松和彦さんの「憑霊信仰論」(講談社学術文庫)を読み終わりました。

昨日読み終わった若桑みどりさんの「マニエリスム芸術論」(ちくま学芸文庫)といい、どんだけ読み散らかしているんだと自分でも呆れています。

いざなぎ流陰陽道のことなどが書かれていて面白いと思って読んでいたのですが、読み始めたのがはるか昔なので内容を忘れてしまっています。

ただ以前ブログにも書いたように、二十代から小松さんの「日本の呪い」のような本を読んでいたので、本文に出てくる呪詛とか式神などの言葉は知っていました。

それに複数の論文をまとめたものなので、テーマも幅広く私にはすんなり読める内容でもないので、これだけ時間がかかってしまいました。

先日、数回読み返したい本が百冊くらいあるので、しないことリストに本を買いすぎないことを追加したと書きましたが、小松さんの本もそれに含まれます。

なのでこの本もいつかは読み返すつもりです。

この本の最後、佐々木宏幹さんという方が「解説」で次のように書かれています。

「小松和彦氏のこれまでの研究活動は、鬼とか憑霊とか、妖怪とか異人とか、闇とか”いざなぎ流”とか、何か隠微でおどろおどろしい性格のものとの印象を与えてきたし、本人もこれを認めているようだ。」

人間の得体の知れないイマジネーションに魅力を感じています

若桑みどりさんの「マニエリスム芸術論」(ちくま学芸文庫)を読み終わりました。

成毛眞さんの著書「本は10冊同時に読め!」ではないのですが、私は興味のある本を何冊も同時につまみ読みしているので、一冊を読み終わるのが遅いです。

しかも若桑さんのこの本は分厚くて内容が濃い。読み始めて何年かかったかなという感じです。

そしてこの本で、すっかり若桑さんのファンになってしまいました。

この本は、全編を通してレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ラファエロをはじめとする、膨大な数の芸術家とその作品の解説が続きます。

イコノグラフィー(図像学)というのを知りましたし、新プラトン主義、ヘルメス文書、錬金術など、私の興味のある内容も盛りだくさん。

この本の何に惹かれたんだろうと考えていたのですが、最後にそれが書いてありました。

「たしかにイエーツが言うように、「ルネサンスの魔術は、十七世紀の科学の直接の父である」。しかし、それは、決して「科学」ではなかった。」

「ひっきょう、この時代の人は、プラトンの洞窟の人間のように、魔術的世界の洞穴の中で、夢見ることを求めたのであろう。」

そうなんですよね。

手軽に持ち運べる快適なデスクトップパソコン環境が実現しそうです

先程知ったのですがRaspberry Pi 4が発売されるようですね。4GBのRAMのモデルもあるようです。

だんだん普通のWindowsパソコンに近くなってきました。

先日パソコン教室の講師をする際に、小型パソコンLIVA Zを使ったのですが、本体が399gなので持ち運びが楽で助かりました。

プロジェクターを使うのでノートパソコンである必要はないんですね。

私の持っているRaspberry Pi 3は本体だけだと50gなので、同じくらいの重量でWindowsがサクサク動くようになれば、ますます移動が楽になります。

それに最近感じるのは、年を取ったせいか大きなディスプレイで大きな文字を見る方が楽なので、事務所で仕事をする際はデスクトップパソコンばかり使っています。

先日知人が、自宅のデスクトップパソコンが壊れたのでヤマダ電機に行ったら、もうデスクトップパソコンが売っていなかったらしい。

なのでその代わりに買ったという、15インチ以上ある大きなノートパソコンを見せてもらいました。

六十代後半の人なので私と同じような理由なのでしょうが、やはり見やすい。それにキーボードも打ちやすいです。

ITが苦手な方たちに使いやすいと喜んでいただくのが当面の目標です

昨日は知人がパソコンを買い替えたので、メーラーの設定を手伝ったことを書きました。

このような作業が必要になるのは三十年前から変わっていないので、パソコンが苦手な人にiPadのような新しいデバイスが受け入れられる理由の一つじゃないかと思います。

よくASK アクティブシニア交流会の会長さんとお話しているのですが、会報のようなものをメールマガジンで発行しても、不達があったり見落としがあったりして、確実に全員に届いていないのが悩みのタネのようです。

今はLINEなどいろいろなSNSがあるので、このようなメールの問題も解消されて行くのかもしれません。

ASKさんには弊社の「楽々談話室」が導入されていて、使い心地をテストしてもらっています。

メルマガを送信したあとに同じ内容のチャットをしているのですが、一部の役員の方には「メールと違ってすぐに見れられるのがいい」などの感想をいただいています。

しかし問題もあって、ある会の出欠をとるような目的で別のチャットラインに移動する操作が、みなさんちょっと分かりづらいみたい。

それに別のチャットラインで新しい発言があったかどうかは、行ってみなければ分からないので、それもちょっと使いにくい。

そのあたりを今改造中です。

iPadのようなデバイスがパソコンに置き換わって行くかもしれないと感じました

知人がパソコンを買い替えたようで、新しいパソコンが上手く動かないというので見に行ってきました。

何が動かないのか確認してみると、Outlookの設定が上手く行かないという話でした。

知人が用意していた情報は、メールアドレスと手書きのパスワードのみ。パスワードは間違いないといいます。

プロバイダーから貰った書類はなくしたそう。

ということで、プロバイダーのホームページからメールサーバーとポートの情報を探して設定してみたのですが、上手く接続できない。

そうなるとやはりパスワードが怪しいので、再発行できないか調べてみたのですが、それらしい情報がありません。

仕方がないのでプロバイダーに直接電話して事情を話すと、先方でも接続を試してみるということなのでパスワードを伝えたのですが、案の定間違っていました。

しかもそのプロバイダーは、現在のパスワードが分からなければパスワードの再発行もできないらしい。

なのでここで作業は終了。もう一度契約時にもらった書類を送ってもらうことで話は終わりました。

知人に話を聞いてみると、以前のパソコンで使っていたメーラーはOutlookかどうか分からないらしい。パソコンを買った販売店でOutlookを勧められたそう。

最後までたくさんある機能を使わずに買い換えるモノは多いだろうなと思いました

先日ガラケーが壊れかけていて、月千円ちょっとの基本料金を継続したいために、中古の本体やACアダプタなどを一式買い揃えたことを書きました。

今のところ問題なく使えているので上手く行ったようです。

このガラケーは十年も使っているのですが、待ち受けでしか使っていないので、どんな仕組みで動いているのかどんな機能があるのかよく知りませんでした。

今回初めて、中古のガラケーを買ってFOMAカードというSIMカードを差し替えれば、そのまま使えるということを知りました。

ただ電話帳は本体に記録されているので、FOMAカードを差し替えただけではダメだということも。

どうすればいいかよく分からなかったのですが、FOMAカードと本体間のコピー機能があったので、一旦FOMAカードにコピーして今回購入したガラケーの本体にコピーしました。

マニュアルを見てみると、microSDHCを挿してそれに保存することもできるそう。あら、そうなんですか。

ということで、近所のディスカウントストアで16GBのものを400円で買ってきて試してみると、ちゃんと保存できます。

もう知らないことばかりです。

唯識を学んでいてワクワクする理由が何か分かった気がします

以前、個人的に唯識仏教のすごいなぁと思うところ、というブログを書きました。

それは何かといえば心の働き、心の作用の面を細かく分析した心所有法のことでした。心所は六つのグループ、五十一種類に分類されています。

それでは心の主体とは何かというと、唯識では心王といい、前五識(眼識、耳識、鼻識、舌識、身識)、第六意識、第七マナ識、第八アラヤ識という八識に別れています。

そして第六意識までが表層心理、第七マナ識以降が深層心理という重層構造になっています。

つまり心というのは、八識の心王に五十一種類の心所が付随して働いているということなんですね。

以前より唯識に対してワクワクする感覚を持っていたのですが、今日それが何か分かったような気がしました。仏教の教義にワクワクするというと不謹慎かもしれませんが。

例えば私が易経にワクワクする理由は何となく分かっています。

易経は八卦それぞれに複数の象徴的な意味を持っています。

その象徴を自分の占う内容に合わせて、自由にイメージを膨らませて行くんですね。

実際の占いでは64卦384爻という膨大な数の象徴を用います。

優れた楽曲と上手い女性歌手の歌は心に残ることを再認識しました

昨日インターネットを見ていて、たまたまジョーン・バエズが歌う「ドント・クライ・フォー・ミー・アルゼンチーナ」の動画を見付けました。

伴奏はアルゼンチンの方々と思しき弦楽四重奏とコーラスのみという編成です。

う〜ん、素晴らしい。

素朴な感じの演奏ですが、ジョーン・バエズの高いよく通る声とマッチして感動的です。今日、頭の中で何度も再生されていました。

この曲はマドンナ主演の映画「エビータ」で歌われていて、当時は私もよく聴いていました。

Wikipediaに「アルゼンチンよ、泣かないで」という項目でこの曲の詳細が載っているのですが、1978年のミュージカルのために書かれたんですね。

オリビア・ニュートン=ジョン、カーペンターズ、ドナ・サマーなど多くのミュージシャンがレコーディングしているようです。

実は最近、映画「千と千尋の神隠し」のエンディングテーマ「いつも何度でも」を動画で見て、これも印象に残ってしばらく頭から離れなかった経験をしたところでした。

この曲にはオリジナルを歌った木村弓さんのをはじめ、いくつかの素晴らしい歌声と伴奏の動画がインターネット上にあります。

ガラケーが壊れかけている問題はまだ継続しています

先日ガラケーの電池が消耗したので、インターネットで新品を購入したことをブログに書きました。

電池が来たので充電して使ってみると、一日くらいでなくなってしまいます。

え?これって消耗した電池を使っていたときと変わらないじゃないですか・・・。

ということで昨日ドコモショップで調べてもらったら、電池はまだ新しいので本体の問題でしょうとのこと。

あれま、どうすればいいの。

店員さんに、ガラケーは待ち受けくらいしか使ってなくて、月千円ちょっとの基本料金が気に入っていたことを告げると、見た目を気にしなければキッズ携帯というのがあるとおっしゃいます。

何でも基本料金は今と変わらず、本体価格が二万円程度らしい。

仕事が残っていたので、検討することにしてその日は帰りました。

そして今日用事があったので、キッズ携帯というのを見せてもらおうとドコモショップに寄ったのですが、SMSメールを入力する話になって、店員さんが50音のリストから入力していくのでとても面倒くさいとおっしゃいます。

なので今度は中古のガラケーを探してみることを提案されました。SIMの形状が違ったら二千円でSIMを交換してくれるそう。

100歳を超える方が増えて行けば体にいいものの定義も変わって行くのでしょう

よく夕食の買い出しにスーパーに行くことを書いていますが、年も年なので、できるだけ体によさそうなものを買うようにしています。

とはいうものの、調理をする時間もあまりありませんし面倒くさいので、惣菜が多くなります。

ただ惣菜は揚げ物や塩辛いものが多いので、そうじゃないものを選ぼうとすると種類が限られてきます。

惣菜以外にハムとかシュウマイのような加工食品も買いますが、こちらは長期保存のために添加物が多いようなイメージがありますので、そればかりにならないように気を付けています。

まあ、お刺身、納豆、チーズ、卵など健康そうな食材はいろいろあるんですけどね。

そんなことを気にしだしたのはここ数年で、それまでは何も気にしていませんでした。

やっぱり身内や知り合いが大病するのを見聞きしてからです。

学生のときは安いチェーン店で揚げ物やカレー、牛丼ばかり食べていましたし、CDや楽器を買いすぎてお金がないときは、お米とキャベツだけで過ごしたりしていました。

三十代前後はほとんど毎日飲み歩いてましたし、よくあんな食生活で何ともなかったなと思います。